1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/19(日) 00:10:48.81 ID:rGlVaFBl0
艦これのssです。
読む方は以下の点にご注意ください。

・キャラ崩壊必至

・オリジナル設定&独自解釈あり

・ここの提督がモテ過ぎている。しかも鈍感

上記のことを守って、雑談ありありでまったりと進めていきたいと思います

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413645038

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 00:15:14.92 ID:rGlVaFBl0
最近新設された新たな鎮守府、岩川。そこでは夜な夜な、恋する艦娘たちが意中の殿方(というか提督)のハートを射止めるため、とある部屋を訪れる。

その部屋の名は「榛名恋愛相談事務所」。若くて可愛くて気遣いのできる素晴らしい艦(本人談)が、悩める艦娘たちを導く場である。

そして今日もまた一人、この部屋を訪れる。

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 00:21:09.60 ID:rGlVaFBl0
榛名「さて、今日の秘書艦としての業務は終了しましたし、榛名もそろそろ寝るとしましょうか」

コンコン

榛名「……このタイミングでお客様ですか。今日いったい誰が来たのやら」ガチャッ

大和「こ、こんばんわ……」

榛名「……」

榛名(大物がきたあああああああああああ!!!!!!!!!!)

榛名「や、大和さん?ど、どうしたんですこんな夜更けに」

大和「そ、その、榛名が提督について色々教えてくれるって他の子たちから聞いて……そ、相談に」///

榛名「そ、そうですか……。わかりました、不肖この榛名、全力で大和さんの恋のお悩みをお聞きします!」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 00:30:48.66 ID:rGlVaFBl0
榛名「で、具体的に大和さんは提督のどこが好きなんですか?顔ですか?性格ですか?」

大和「それは、その……ぜ、全部……」///

榛名(提督ってばモテてますねー。榛名が勝手を許している間にここまで攻略するとは……まあ、本人は無自覚なんでしょうけど)

榛名「大和さんが提督のことが大好きなのはわかりました。では、今日相談しに来た悩みを教えてください」

大和「実は今日の出撃で資材をたくさん消費してしまったんだけど、提督と話していた時に溜め息を吐かれて……やっぱり、この大食いは直した方がいいかな?」

榛名「提督はそんなことで誰かを嫌いになったりしないはずですし、溜め息なんて吐くとは思えないんですが……」

大和「でも、実際吐かれたし……や、やっぱり私、提督に嫌われてっ」

榛名「や、大和さん落ち着いてください。まだ嫌われたと決まったわけじゃありませんから!」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 00:36:49.22 ID:rGlVaFBl0
榛名「と、とりあえず、榛名は大和さんは今のままでも充分に素敵だと思いますよ!提督もきっと大和さんのことが好きなはずです!」

大和「そ、そうかな……?」

榛名「ええもう間違いありません!提督の秘書官である榛名が言うんだから大丈夫です!」

大和「えへへ……そっか、提督も私のこと好きなんだ……」

榛名(ちょろい)

榛名「とりあえず当面は様子を見ましょう。榛名も明日さり気なく大和さんのことを聞いてみますから」

大和「うん。ありがとね、榛名」

榛名「いえいえ。これも榛名が好きでやってることですので」

大和「それじゃあ私は部屋に戻るね。おやすみ、榛名」

榛名「はい、おやすみなさい大和さん」

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 00:49:56.77 ID:rGlVaFBl0
翌日

榛名「提督」

提督「ん?どうした、榛名」

榛名「提督って、大和さんのことどう思ってるんですか?」

提督「大和のこと?綺麗な人だと思ってるよ?じっと見てたら思わずため息吐くくらい」

榛名(それが昨日の大和さんの勘違いの原因ですか)

榛名「でも、大和さんって資材と食料を大量に消費するじゃないですか。そういうところは直してほしいとか思わないんですか?」

提督「そういうところも含めて大和だと俺は思うし、別に直してもらおうとは思わないな。大和が美味そうに飯食ってるの見ると元気でてくるし」

榛名「そうですか」

提督「そうだよ。つーか話はいいから手を動かせ。この書類明日までに上に出さなきゃいけないんだから」

榛名「榛名は話しながらでも提督の倍の効率で作業してますよ?」

提督「俺が出来ないんだよ!」

榛名「それは提督が頑張ってください」

その夜

大和「ふっふーん♪」

電「大和さん、今日はなんだかご機嫌なのです。何かいいことでもあったのです?」

大和「うん!」

大和(提督に嫌われてなくてよかった……しかもたくさん食べるところも好きだなんて……きゃー♪)

提督「何か大和の飯の量がいつもの1.5倍くらいなんだが……?」

この日を境に大和がもっと食べるようになった理由を知る者は少ない

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 00:50:58.93 ID:rGlVaFBl0
だいたいこんな感じです

次の投稿は今日の昼頃を予定しています

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 12:43:34.48 ID:rGlVaFBl0
>>11

今のところは安価の予定はありませんが、気が向いたらやるかもしれません

それではぼちぼち更新します

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 12:54:32.39 ID:rGlVaFBl0
提督「鈴谷ー、今日の昼飯って何?」

鈴谷「カレー」

提督「……なんで?今日は日曜だよ?金曜じゃないんだよ?」

鈴谷「金曜じゃなくてもカレーなんだよ!艦娘の数だけカレーがあるんだよ!」

提督「お前は何を言ってるんだ!?」

鈴谷「とにかく、今日のお昼ご飯はカレーなの!これは決まったことだから!」

熊野「提督、今の鈴谷には何を言っても無駄ですわ。もう作り始めてしまっていますし、今日の昼はカレーで我慢してくださいな」

提督「む、熊野がそう言うなら仕方がないか。わかったよ、今日の昼飯はカレーでいい。ただし鈴谷、この前みたいに俺のカレーに細工するなよ。いいか、絶対するなよ!」

鈴谷「大丈夫大丈夫。この鈴谷ちゃんがそんなことするはずないでしょ」

熊野「わたくしもしっかり見張っておくのでご安心ください」

提督「それじゃ、昼飯が出来たら呼んでくれ」

鈴谷「はいはーい」

熊野「了解いたしましたわ」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 13:25:17.43 ID:rGlVaFBl0
昼食時

艦娘たち+提督「いただきます」

提督「とりあえず見た感じでは何の問題もなさそうな普通のカレーだが……前回はそう思って食べたら死ぬほど辛かったからな。今回ももしかしたら……」

鈴谷「大丈夫だよ。今回は何もしてないってば」

提督「お前の大丈夫って榛名の大丈夫と同じくらい信用できないんだが」

榛名「提督、それはどういう意味ですか?榛名は大丈夫ですよ?」

提督「お前が大丈夫であったことが過去にあったか?いやない(反語)
   まあ、このままずっと食べずにいるわけにもいかないし……ええい、こうなったら男らしく覚悟決めてやるぜ!」カレーヲタベル

提督「もぐもぐ……あれ?特に変わったところはないな?普通に美味いあ」

鈴谷「だから大丈夫だって言ったじゃん。提督ってば疑り深いんだから」

鈴谷「私、ちょっと傷ついたよ?」

提督「す、すまん。今度からはお前の言うことを疑ったりはしないって誓う」

鈴谷「うむ。ならばよし……ところで提督、私フルーツジュース作ってみたんだけど飲む?」

提督「飲む飲む……って何だこの色。ものっそい赤いんだが」

鈴谷「ただのザクロジュースだよ」

提督「本当か?」

鈴谷「本当だよ。それとも提督はさっき言ったことを忘れちゃったの?また私のこと疑うの?」ウルウル

提督「そ、そんなことあるわけないだろ。大丈夫、俺は鈴谷を信じるよ」ジュースグビッ

提督「うん、これも美味い……って辛っ!何このジュース!?めがっさ辛いんだけど!」

鈴谷「やーいやーい!引っかかった―!それ、本当はザクロジュースじゃなくてタバスコだよ?」

提督「す、鈴谷てめえ!なんてことしやがる!」

鈴谷「騙される方が悪いんだよー!」

提督「絶対に許さねえ!その飛行甲板、叩き折ってくれるわ―!」バッ

鈴谷「ハッ、やれるものならやってみなさいよ!航空巡洋艦の力見せてあげる!」ガッ

提督鈴谷「うぎぎぎぎ」ググググッ

熊野「提督!鈴谷の作ったジュースは絶対に飲んではダメですわよ!……って、もう遅かったようですわね」

榛名「はい、完全に手遅れですね。榛名は大丈夫です」

熊野「鈴谷が先ほど怪しいことをしていたから調べてみれば……案の定でしたわ」

提督「沈めビッチ!」シュッ

鈴谷「それはこっちの台詞だよアホ提督!」バキッ

榛名「……」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 13:40:48.35 ID:rGlVaFBl0
一旦ここまで

続きは夜に

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 21:05:43.48 ID:rGlVaFBl0


榛名(そろそろ来る頃合いですね)

コンコン

榛名「はい。鍵は開いてますので、入ってきていただいて大丈夫ですよ」

「う、うん」ガチャッ

鈴谷「こ、こんばんわ」

榛名「来ると思ってましたよ、鈴谷さん。お昼の時のことでしょう?」

鈴谷「うん。ねえ榛名、提督と仲直りするのにはどうしたらいいと思う?」

榛名「そうですね……アドバイスの前に一つ、言わせてもらっていいですか?」ニコッ

鈴谷「な、何かな?」

榛名「榛名は鈴谷さんが相談に来るたび言ってますよね?悪戯を控えて、少し素直になればいいだけだって」

鈴谷「そ、そうだっけ……?あ、あはは……」

榛名「……」チャキッ

鈴谷「ちょ、それは流石に洒落にならないって榛名!ひゃ、ひゃめへ、ひゅほうへふひふひひはひへ(や、やめて、主砲でグリグリしないで)」

榛名「……まあ、確かに榛名のアドバイスにも至らない点はあったかもしれませんが、それにしたってひどすぎるでしょう。なんでああも毎回毎回、提督と喧嘩するんですか?」

鈴谷「それはその……好きな人はいじめたくなる、みたいな?」

榛名「あなたは(年齢的な意味で)駆逐艦ですか。そんなことばかりしてたら、いつか本当に提督に嫌われますよ?」

鈴谷「え……?て、提督に、嫌われる……?」ジワッ

榛名(あ、やっちゃったかも)

鈴谷「そ、そうだよね。提督も、こんな悪戯好きの航巡なんて嫌いになるよね。私、いつも提督にひどいことばっかりしてるもんね……」ウジウジ

榛名(鈴谷さんネガティブモード突入ー!この人はいつもおちゃらけてるくせに何でこんなにメンタルが弱いんですか!)

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 22:00:25.47 ID:rGlVaFBl0
鈴谷「ひぐっ、えぐっ、は、榛名ぁ……私、て、提督に嫌われちゃうかなぁ」

榛名「大丈夫です!大丈夫ですよ!提督はそんなことでは鈴谷さんを嫌いになったりはしませんから!」

鈴谷「……本当に?」

榛名「ええもちろん!」

榛名(昨日の大和さんといい、今日の鈴谷さんといい、皆さん情緒不安定過ぎません?どんだけメンタル弱いんですか。それに……)

鈴谷「えへへ……そっかぁ。榛名がそういうなら安心だねっ!」

榛名(それに皆さんちょろ過ぎますよ……うっ、適当なこと言った罪悪感で胃が……)

鈴谷「でも、提督にもっと好きになってもらうにはどうしたらいいんだろう?」

榛名「それはまあ、いつも言ってるとおり、悪戯を控えてもうちょっと素直になればいいんじゃないですか?」

鈴谷「でも、それじゃあ今までと変わらないし……」

榛名「それもそうですね。では、そうですね……プレゼントなんてどうでしょう?提督の好きそうなものをプレゼントすれば、好感度も鰻登りのはずです」

鈴谷「プレゼント、かぁ……うん、考えてみる」

榛名「どうせ明日仲直りに行くんですよね?だったらその時に渡せば、提督のハートもスキトキメキトキスな感じになりますよ!ファイトですよ、鈴谷さん!」

鈴谷「うん!今日もありがとね、榛名!」

榛名「はい、どういたしまして。折角の榛名のアドバイス、無駄にしないでくださいね?」

鈴谷「大丈夫だよっ!私を信じなさい!おやすみ!」

榛名「おやすみなさい、鈴谷さん」

25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/19(日) 22:40:21.25 ID:rGlVaFBl0
翌日

提督「榛名ーおはー」

榛名「おはー、じゃないですよ提督。勤務開始時間から三十分は過ぎてます。いったいどこをほっつき歩いてたんですか」

提督「い、いや、その、あれだよあれ」

榛名「あれってなんですかあれって……ん?提督、そのブローチ……」

提督「ぶ、ブローチ!?何のことかな!?ほ、ほら、そんなことよりも早く仕事仕事!」アセアセ

榛名(はっはーん、さては仕事に遅れた理由は鈴谷さんですね?大方、待ち伏せしてた鈴谷さんに捕まって仲直りしたんでしょう。で、あのブローチは昨日言っていたプレゼントですね。鈴谷さん、朝食の時ふらふらしてましたし、徹夜で作ったんでしょう)

提督「榛名、何にやにやしてるんだ?さっさと仕事手伝えよ」

榛名「はいはーい、今日も張り切ってお仕事しましょう!」

榛名(よりよって薔薇のブローチだなんて!鈴谷さんったら大胆なんですから!もう、これだから他人の恋を応援するのはやめられませんね!)

榛名「提督は、鈴谷さんのことって好きですか?」ピッ

提督「どうしたよ、急に」

榛名「だって提督と鈴谷さんっていつも喧嘩してるじゃないですか」

提督「喧嘩するほど仲がいい、ってな。確かにあいつとはよく喧嘩するけど、俺はあいつのことが好きだぞ?あいつの方はどうか知らんが」

榛名「そうですか」ピッ

榛名(今録音した音声は、また鈴谷さんが泣き出した時にでも使わせてもらいましょう)

提督「ほら、いいから仕事しろ仕事。今日は資材管理についての書類をまとめなきゃならないんだから」

榛名「わかりましたよー。榛名!いざ、仕事します!」

榛名(赤薔薇の花言葉は『あなたを愛している』。こんなストレートに思いを伝えられても気づかないなんて、提督は本当に鈍感ですね)

赤銅で作られた薔薇のブローチを眺めて、榛名はそう思ったのでした

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 18:39:45.07 ID:e83e10mC0
とある日の昼下がり

金剛「ヘーイ!提督ぅー!午後のティータイムにするネー!」

提督「金剛か。わかった、すぐに仕事を片付けるから用意しておいてくれ」

金剛「わかったネ!すぐに来てくれなきゃ、No!なんだからね?」ムギュ

提督「すぐ行くから!離れろって!む、胸が、胸が当たってる!」///

金剛「あ、当ててるんダヨ!お、女の子にこんなこと言わせるなんて、提督にはデリカシーが足りないネ!」///

提督「わかった謝るからとにかくさっさと離れてくれ!」///

榛名(まだ仕事終わってないのに、もうお姉さまとラブコメですか……いいですね、もっとやってください!)


36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 18:46:14.00 ID:e83e10mC0
>>1です

どうやらIDが変わったみたいです。けっして別人ではないのでご安心を。2‐4はいまだに突破できてません

>>32

いつからそれがsageだと錯覚していた……?二つ目のはsagaだぜ!

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 19:14:05.73 ID:e83e10mC0
提督「おーい金剛ー。仕事終わったぞー」

金剛「提督ぅー!待ってたデース!お茶の準備は完璧デス!」ダキッ

提督「うんわかった。お茶の準備をしてくれたのはすごくありがたいし、いつも金剛には感謝してる。だからさっさと離れてくれ!胸が当たってるから!」

金剛「当ててるんデスヨ?」

提督「その流れさっきやったから!ほら、折角金剛が淹れてくれた紅茶が冷めちゃったら困るし、さっさとティータイムにしようぜ!」

金剛「はあ、分かったデース。抱き着くのはお茶を飲んでからにシマース」

提督「そうしてくれ……」

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 20:03:08.23 ID:e83e10mC0
金剛「提督、今日の紅茶はどうデスカ?」

提督「ああ、美味いよ。でも、なんだかいつもと違う味のような……」

金剛「今日は提督のそのブローチにちなんでローズティーにしたネ!」

提督「ブフォッ!」

金剛「……提督?どうしたデスカ?」

提督「な、なななな何でもない!何でもないぞ!」

金剛「フーン、そうデスカ……ところで提督、そのブローチはいったい誰にもらったんデスカ?」

提督「え!?い、いや、ジブンデカッタモノダケド?」

金剛「……私、何だか急に46cm三連装砲の試し撃ちがしたくなってきましタ」

提督「今朝鈴谷に貰いました!」

金剛「なろほど、鈴谷に貰ったデスカ……で?何でそれを誤魔化そうとしたのデス?」

提督(お前がそういう風に怒ると思ったからだよ!)

提督(この鎮守府の艦娘たちは、何故か他の艦娘が俺と親しくしてるとキレる。具体的に言うと、俺が何か貰ったり誰かと出かけたりするとキレる。しかも標的は基本的に俺)

提督(そんな中でも榛名だけはキレないんだが……悲しいかな、その特徴は姉妹艦である金剛には搭載されていない)

提督(だから俺はこのブローチのことを誤魔化そうとしたわけだが……それが失敗した今、この状況を打破できる可能性はただ一つ!)

提督「助けて!榛えもん!」

榛名「誰が榛えもんですか。そんな呼び方は榛名が許しませんよ?」

金剛「……提督、何で私との会話中に榛名を呼ぶのデスカ?そんなに他の女がいいんデスカ……?」ブツブツ

提督「金剛がヤバいんだよ。いいからさっさと助けてくれ!」※小声です

榛名「えー、どうしましょう?榛名は日々提督のために身を粉にして働いているので、疲れ切ってそんな気力はありませんよ?」※小声ですよ

提督「……助けてくれたら一週間の休暇申請を出しといてやるが?」※小声なんですってば

榛名「愛する提督を助けずして何が秘書官ですか!榛名!いざ、救助します!」※小声と言ったら小声なんです

榛名「お姉さますみません!提督は急な仕事が入ってしまったので連れて行きます!ダッ

金剛「ふぇ!?ちょ、ちょっと榛名!それは困るデース!提督ぅー!?提督ぅぅぅぅううううう!」

提督「悪いな金剛!この埋め合わせはまた今度するから!」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 20:03:57.39 ID:e83e10mC0
ちょっと休憩します

また九時くらいに再開したいと思っている方向で善処しています

41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 21:01:30.68 ID:e83e10mC0
投稿再開

ぼちぼち投下します

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 21:25:31.22 ID:e83e10mC0
夜だゾ☆

金剛「はぁるなああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」ドガバキンッ

榛名「うわああああああああああああああああ榛名のお部屋のドアがあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

金剛「榛名ぁ!どうしたらいいデス!?このままでは他の娘たちに先を越されてしまいマス!」バンバン

榛名「金剛姉さま落ち着いて!榛名の素敵テーブルをバンバンしないでください壊れちゃいます!」

金剛「だって提督が!提督がぁ!」バンバンバンミシッ

榛名「今ミシッていいました!金剛姉さま本当にやめてください!今テーブルから聞こえちゃいけない音がしたんです!」

キャーギャーワーワー

数分後

榛名「……少しは落ち着いてくれましたか?金剛姉さま」

金剛「うん……部屋を荒らして済まなかったネ、榛名。壊した家具とかはちゃんと弁償するヨ」

榛名「いや、家具のことは後でいいんですけど。今日はいったいどうしたんですか?登場が派手というレベルをはるかに超越してますよ?」

金剛「ううー、姉として恥ずかしいところを見せてしまったデース……実は、いつも通り提督ともっと仲良くなるにはどうしたらいいのかを相談に来たんデスガ……」

金剛「来る途中に、今日のティータイムの時のことを思い出してしまったのデス」

榛名(ああ~、なるほど。あの時のことを思い出したらいてもたってもいられなくなって、榛名の部屋に突撃みたいな感じで入ってきたと。も~、金剛姉さまってば乙女なんですから~♪)

金剛「あまり急ぎ過ぎても提督に嫌がられるのはわかってるデス。でも、急がないと他の娘たちにとられてしまいマース。ただでさえ提督はにぶいので、もっと積極的にアピールしていきたいんデース……」グスッ

榛名「はうあっ!」

榛名(金剛姉さま可愛すぎます!これは比叡姉さまでなくても悶絶するレベルです!この金剛姉さまの泣き顔を見たら、提督も一発で落ちるんじゃないでしょうか!?)

43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 21:26:12.47 ID:e83e10mC0
夜だゾ☆

金剛「はぁるなああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」ドガバキンッ

榛名「うわああああああああああああああああ榛名のお部屋のドアがあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

金剛「榛名ぁ!どうしたらいいデス!?このままでは他の娘たちに先を越されてしまいマス!」バンバン

榛名「金剛姉さま落ち着いて!榛名の素敵テーブルをバンバンしないでください壊れちゃいます!」

金剛「だって提督が!提督がぁ!」バンバンバンミシッ

榛名「今ミシッていいました!金剛姉さま本当にやめてください!今テーブルから聞こえちゃいけない音がしたんです!」

キャーギャーワーワー

数分後

榛名「……少しは落ち着いてくれましたか?金剛姉さま」

金剛「うん……部屋を荒らして済まなかったネ、榛名。壊した家具とかはちゃんと弁償するヨ」

榛名「いや、家具のことは後でいいんですけど。今日はいったいどうしたんですか?登場が派手というレベルをはるかに超越してますよ?」

金剛「ううー、姉として恥ずかしいところを見せてしまったデース……実は、いつも通り提督ともっと仲良くなるにはどうしたらいいのかを相談に来たんデスガ……」

金剛「来る途中に、今日のティータイムの時のことを思い出してしまったのデス」

榛名(ああ~、なるほど。あの時のことを思い出したらいてもたってもいられなくなって、榛名の部屋に突撃みたいな感じで入ってきたと。も~、金剛姉さまってば乙女なんですから~♪)

金剛「あまり急ぎ過ぎても提督に嫌がられるのはわかってるデス。でも、急がないと他の娘たちにとられてしまいマース。ただでさえ提督はにぶいので、もっと積極的にアピールしていきたいんデース……」グスッ

榛名「はうあっ!」ズキューン

榛名(金剛姉さま可愛すぎます!これは比叡姉さまでなくても悶絶するレベルです!この金剛姉さまの泣き顔を見たら、提督も一発で落ちるんじゃないでしょうか!?)ハアハア

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 21:26:44.73 ID:e83e10mC0
すみません連投してしまいました

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 21:47:54.94 ID:e83e10mC0
金剛「榛名?どうしたデスカ?顔が赤いようデスケド……」

榛名「な、ななななな何でもありませんよ!?榛名は大丈夫です!」

金剛「そうデスカ?それならいいデスガ」

榛名(ほっ)

金剛「それより、榛名。いつものように提督に好かれるためのアドバイスをクダサーイ!」

榛名「そうですね……金剛姉さまはいつも元気いっぱいに提督にアタックしていますから、たまにはしおらしい一面を見せてみるというのはどうでしょう?」

金剛「具体的にハ?」メモノヨウイッ

榛名「全体的に『!』を無くしたり、過剰なスキンシップを控えるとか、笑顔を微笑みっぽくしてみるとか……」

金剛「フムフム」カキカキ

榛名「あとは……エプロン姿で起こしてあげて、朝食でも作ってあげてみてはいかがでしょう?」

金剛「朝食?でも、私は洋食しか作れないネ。提督は朝は和食派だったような気がするのデスガ……」

榛名「金剛姉さまが作ってくれた朝食なら、和食だろうが洋食だろうが喜んで食べますよ、あの提督は」

金剛「そうデスカ……?うん、榛名が言うならきっとそうに違いないネ!Thank you!榛名!さっそく明日試してみマース!」ダッ

榛名「はい、頑張ってくださいね。金剛姉さま」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 21:50:12.58 ID:e83e10mC0
言い忘れてましたが、>>1はssを書くのが初めてです。まあ、駄文っぷりからなんとなくわかってたひともいるかもしれませんが

連投というポカミスに乗じて告白しておきました。引き続き頑張って書いていきますので楽しんでいただければ幸いです

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 22:25:00.75 ID:e83e10mC0
翌朝デース!

金剛「提督?起きてくださいネ」

提督「うう……あと五分……」

金剛「もう、そんなこと言って……早く起きないと、朝ご飯が冷めてしまうデスヨ?」

提督「ねむ……ねむ……」

金剛「こうなったら最終手段デス。榛名から教わった起こしかたで……」ヨイショヨイショ

提督「んんっ……」ムニュ

提督「ん……?」ムニュムニュ

金剛「あっ、ん、て、提督、触るのはいいけど、時間と場所をわきまえて……」///

提督「ん?……ってうおわ!?な、何で金剛が俺の布団の中にいるんだ!?」バサッ

金剛「は、榛名が『目を開けたらすぐ横に金剛姉さまの顔があれば、あの寝坊助の提督でも一発で目を覚ましますよ』って言ってたので、実践したデース……」///

提督(あのアホ秘書官はああああああああああああ!!!!!!!!!金剛になんてこと教えてんだ!)

金剛「て、提督は嫌だったデスカ……?」ウルウル

提督「い、いや!そんなことはないぞ!?ただちょっと驚いただけで!」アセアセ

金剛「そうデスカ……良かったデス、提督に喜んでもらえて」ニコッ

提督「んがっ……!」///

提督(な、何だこの金剛の可愛さは!?いつもパワフルな金剛が貞淑な感じで微笑むと、ギャップで破壊力が凄まじいことになるんだが!?そう、名づけるならば『良妻系金剛』。新婦さんもビックリの新婦っぷりだぜ……って、俺はいったい何を長々と考えてるんだ!?)

金剛(ふふふ……提督、いつもと違う私にドキドキしてますネ?やはり榛名のアドバイスは当てになるデース。この調子でもっとギャップ萌えを狙っていけバ……うふふふふふふふ)

金剛「さあ、提督?朝食にするデース」

提督「あ、ああ……」

52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 22:39:37.32 ID:e83e10mC0
金剛「提督?美味しいデスカ?」

提督「ああ、美味い。金剛は料理も得意だったんだな」

金剛「て、提督のためだからデース……他の人に作るときにはこんなに上手くできまセン……」テレテレ

提督「……」※提督は脳内で吐血付きで悶えています

金剛「ほら、提督。こっちのポーチドエッグも食べるデース」

提督「お、おう(金剛が可愛すぎてそれどころじゃないだが!?)」

金剛「もう、仕方ないデスネ……はい、提督」

提督「……これは?」

金剛「あーん、デス。日本の伝統的な食事法だと榛名に聞きマシタ」

提督「それはひどく限定的な食事法だからな!?つーか、あの秘書官もどきは実の姉に何教えてんだ!?」

☆☆☆

一方、食堂で食事中の榛名は……

榛名「くしゅんっ……提督が榛名の噂でもしているんでしょうか?」

☆☆☆

金剛「提督、口を開けるデース」

提督「ちょ、ま、こ、心の準備が……」アセアセ

金剛「ダーメ、デス。早く食べないと折角の料理が冷めてしまいマース」

提督「うっ」

金剛「ほら、提督?あーん」

提督「……あーん」

提督「もぐもぐ……美味いが、それより恥ずかしい気持ちの方がデカいから味がよくわからん」///

金剛「わ、私も流石にちょっと恥ずかしかったデース……次からは普通に食べてくださいネ?」

提督「あいあいさー」

53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/20(月) 22:48:45.11 ID:e83e10mC0
~朝食後、廊下にて~

金剛「あ、榛名!ちょうどいいところに来てくれたデース!」

榛名「金剛姉さま!どうでした、提督の反応は?」

金剛「バッチリだったネ!私のしおらしさに、提督もいっぱいドキドキしてたデース!」

榛名「そうですか……それはよかったです」

榛名(後で部屋に仕掛けておいた監視カメラの映像をチェックしなければ……提督と金剛姉さまのラブコメは一度たりとも見逃せませんからね)

金剛「榛名のアドバイスのおかげで、もっと提督に近づけてような気がシマース!本当に感謝ネ!」

榛名「いえいえ、これも榛名の趣味ですから。そういえば金剛姉さま、もう一つアドバイスがあったのを忘れてました」

金剛「もう一つアドバイス?」

榛名「あんまりお淑やかモードを続け過ぎてはダメですよ、ということです。あれは一種のギャップ萌えですので、連続して使い続けると効果が薄れます」

金剛「わかったネ!これからしばらくは元気いっぱい、パワフルに提督にアピールするネ!」

榛名「はい、それがよろしいかと。でも、たまにはお淑やかさ全開で攻めるのも忘れないようにですよ?」

金剛「No probrem!ちゃんとわかってるネ!」

榛名「それじゃあ、榛名はこのあと書類整理の仕事がありますので失礼いたします」

金剛「Oh、お仕事頑張るデスヨ?榛名」

榛名「はい、金剛姉さま」

68: ◆ATK1PCranA 2014/10/21(火) 16:49:45.68 ID:6ykCFwWt0
ある日の鎮守府

バンッ

雷「司令官!手伝いに来たわよ!」

提督「おお雷か!ナイスタイミングだ!」

雷「ふっふーん、そうでしょそうでしょ!榛名がお休みだから司令官が大変だっていうから、急いできたのよ!」ドヤッ

提督「ありがとう!雷、愛してるぜ!」ダキッ

雷「ふぇっ!?し、司令官!?嬉しいけど、今はそういうのは!?」///

榛名「じー」ジトー

榛名(いいです!もっとやってください!)

雷「ほ、ほら、榛名も見てるし!」///

提督「あんなアホ戦艦のことなんざ無視してしまえ!休暇のくせに執務室でだらだらしやがって!そのせいで仕事が一向に進まないんだよ!」

榛名「榛名が一人でメルブラやってたら乱入してきたのは提督の方ですよ。挙句、榛名の琥珀さんにボコボコにされて傷ついたとか言っていじけてたのは、どう考えても提督が悪いと思います」

提督「うわーん!榛名なんか大っ嫌いだあ!」ヒシッ

雷「だから司令官!人が見てるところで抱き着かないでってば!」///

提督「だって榛名がぁ~」

雷「あ、頭撫でてあげるから!だから、ね?お仕事しよっ?私も手伝うから」ナデナデ

提督「……」ホワー

提督(雷、なんていい奴なんだ……やっぱり駆逐艦は最高だぜ!)※この提督はロリコンではありません

雷「それじゃ、お仕事しよっか?」

提督「よっしゃあ!やってやるぜ!」

71: ◆ATK1PCranA 2014/10/21(火) 16:51:16.76 ID:6ykCFwWt0
>>67

大丈夫です。うちの響改は既に50突破してるんで(何でここまでレベルあげて突破できないんだろう)

72: ◆ATK1PCranA 2014/10/21(火) 17:41:03.79 ID:6ykCFwWt0
提督「雷、この書類頼む」サッ

雷「わかったわ……これは、装備の開発状況についてね。工廠のファイルに入れておけばいいのよね?」

提督「ああ、それで大丈夫だ……次、これ」

雷「遠征のスケジュール……コピーしてくるわ」タタッ

提督「よろしく頼む」

榛名(提督も雷ちゃんも息ぴったりですね。まるで熟年の夫婦のよう……うへへ、こういう関係も見てて楽しいですね)

~そのまましばらく仕事が続きました~

提督「これでラスト」ホイッ

雷「何々、『ケッコンカッコカリシステム』の運用について?司令官!ケッコンカッコカリって何のこと?」

提督「あー?ケッコンカッコカリ?あー、それは、あれだー」ノビー

雷「もう!司令官!ちゃんと答えてよ!」プンスカ

提督「悪い悪い……で、ケッコンカッコカリについてだったか?でも、実は俺もよく分かってないんだよ。おい、榛名!お前から雷に説明してやってくれ!俺はちょっとトイレ行ってくるから」ガチャッ

榛名「わかりました。それではこの榛名、出来の悪いダメ提督に代わり説明させていただきます」

雷「よろしくお願いするわ」

榛名「ケッコンカッコカリというのは、簡単に言うと提督と艦娘が結婚できるシステムのことです」

雷「け、結婚!?」カアッ///

榛名「はい。まあ、一般的な結婚とは少し意味合いが違いますが……正確に言うと、擬似結婚ですね。提督ととても深い信頼関係にある艦娘との間にリンクをつなげ、その能力を大幅に上昇させるシステムです。
   何でケッコンカッコカリなんて名前にしたのかは知りませんが、大方お偉いさんがふざけて名づけたんでしょう。もしかしたらリンクをつなげるときに必要なアイテムが指輪だからかもしれません」

雷「て、提督と結婚……指輪……」///

榛名「……」

榛名(雷ちゃんは榛名の見立てでもかなり上位の提督Love勢ですからね。この話が何か二人の仲を近づけるのに役立てばいいんですが……)ニヤニヤ

雷「あ。あの、榛名!?そのケッコンカッコカリってどうすれば――――」

バンッ

提督「ただまー!……って、あれ?何この空気。何で雷と榛名は俺のこと睨んでんの?プレッシャーがぱないんだけど」ガクブル

雷「提督、空気読んで」

榛名「ほんっとうに肝心なところで邪魔してきますね、ゴm……提督は」

提督「お前ら辛辣すぎんだろ!榛名に至っては俺のことゴミって呼ぼうとしたよな!?」

雷「榛名、後でさっきのこともっと詳しく聞かせてね」ヒソヒソ

榛名「ええ、わかりました」ヒソヒソ

提督「おーい二人ともー?俺のこと無視しないでくれるかなー?」

73: ◆ATK1PCranA 2014/10/21(火) 17:43:10.67 ID:6ykCFwWt0
一旦ここまで

続きは夜

訂正

一部で雷が提督のことを『提督』と呼んでいますが、正しくは『司令官』なので脳内補完してください

76: ◆ATK1PCranA 2014/10/21(火) 18:32:37.95 ID:6ykCFwWt0
>>69で聞かれたので答えておきますね

現在の>>1の第一艦隊

響改Lv52(旗艦)

島風改Lv26

北上改Lv33

金剛改Lv34

青葉改Lv30

加賀Lv11

以上の編成で2‐4やら輸送艦撃沈任務に挑んでいます

80: ◆ATK1PCranA 2014/10/21(火) 21:33:36.59 ID:6ykCFwWt0
建造で大井っちが来て嬉しいので再開します

>>77-79 戦艦とか空母とかいれようとも思ったんですが、レベル低いうえに破産することが目に見えているので当分無理っぽいです。それに、2‐4行くと大抵加賀さんとか金剛の方が大破・中破するんですよね。駆逐艦と雷巡の三人は喰らっても2くらいなのに

85: ◆ATK1PCranA 2014/10/21(火) 22:16:34.97 ID:6ykCFwWt0
夜、英語で言うとNight

コンコン

雷「榛名ー来たわよー」

榛名「鍵は開いてるので入ってきていいですよー」

ガチャッ

雷「お邪魔しまーす」

榛名「いらっしゃい、雷ちゃん」

雷「初めて来たけど、榛名の部屋ってシンプルなのね。家具とか全然無いし」キョロキョロ

榛名「え、ええまあ。ちょっと色々事情がありまして……」メソラシ

榛名(言えない……昨日来た金剛姉さまが家具を壊していったなんて言えない……)

雷「どうしたの、榛名?顔色悪いわよ?」キョトン

榛名「だ、大丈夫です!ええはい!榛名はいつだって大丈夫です!」

雷「そう?それならいいけど」

榛名(ほっ)

雷「で、榛名。お昼の話の続きを聞かせて欲しいんだけど」

榛名「はい、どうしたらケッコンカッコカリができるか、でしたよね?」

雷「うん」コクコク

榛名「端的言えば、提督と仲良くなればいいんですよ」

雷「?それだけでいいの?」クビカシゲ

榛名(可愛い)

榛名「はい、他にも色々やらなければいけないことはありますが、基本的にはこれが一番大切です」

榛名「ケッコンカッコカリは艦娘側から申請できません。必ず提督が相手の艦娘を決めて申請しなければならないのです。それにそもそも、心の通った二人でないとリンクがつながりませんし」

榛名「だから、選んでもらえるように提督と仲良くなることが大切なんですよ」ニコッ

雷「へぇ~……じゃあ他にはないの?私にできること」

榛名「他にできること……ですか?そうですね、あえて挙げるなら強くなること、ですかね?」

雷「強くなきゃケッコンカッコカリできないの?」

榛名「確かそうだったはずですよ。今まで実験としてケッコンカッコカリした艦娘たちは、全員第一線で活躍する高レベル艦だったらしいですし」

雷「なるほど」

雷「じゃあ榛名。司令官と仲良くなる方法を教えて?あと、強くなる方法も!」

榛名「提督と仲良くなる方法は、今まで通りに接するだけでいいと思いますよ?」

雷「今まで通りでいいの?」

榛名「はい。今まで通りにやって徐々に仲良くなるのが一番だと榛名は思います」

榛名(というか既に提督は雷ちゃんの魅力にメロメロですしね。妹的な意味では)

雷「うーん……まあ、榛名がそう言うならそうなんだと思うわ!」

榛名「そう、全面的に信頼されるとプレッシャーがかかるのですが」

雷「でも、榛名はいいの?」

榛名「はい?何がですか?」

雷「いや、だって……榛名も司令官のことが好きなんでしょ?」ウワメヅカイ

榛名「……は?」ポカーン

86: ◆ATK1PCranA 2014/10/21(火) 22:17:39.05 ID:6ykCFwWt0

榛名「いやいやいやいや、ないですから。榛名が、あの提督のことを好きだなんて、比叡姉さまが金剛姉さまを嫌いになってもありませんから」

雷「でも、榛名っていつも司令官と一緒にいるし……」

榛名「そりゃまあ、一応これでも秘書艦ですからね。榛名のお仕事は提督のサポートですし」

雷「そ、それに、今日だってお休みなのに司令官の部屋にいたし!」

榛名「この鎮守府にPS2置いてあるのあの部屋だけですし」

雷「で、でも!」

榛名「……いいですか、雷ちゃん。確かに榛名は提督のことを信頼してますし、好意的に思っていますが、それはあくまで上司と部下……は言い過ぎにしても、戦友・仲間としての好意です。男性的にはぶっちゃけあの提督は榛名の好みじゃありません」

雷「……本当にそうなの?」ウワメヅカイパート2

榛名「はい。だから雷ちゃんは思う存分、提督をメロメロにしちゃってください!」

榛名(そっちの方が榛名的には大助かりですし。提督×雷はもはや定番です)

雷「うん、わかったわ!私、頑張って司令官をメロメロにして見せるわ!」

榛名「その意気ですよ、雷ちゃん」

雷「今日はありがと!それじゃ、私は部屋に戻るわね。おやすみ、榛名」

榛名「おやすみなさい、雷ちゃん」

ガチャッ

雷「……あ、そういえば結局、強くなるための方法は何なの?」

榛名「ああ、それではですね――――」



榛名「好きな人のために頑張ることです」ニコッ

87: ◆ATK1PCranA 2014/10/21(火) 22:19:21.98 ID:6ykCFwWt0
すみません、改行エラー喰らうほど一気に書いてたら遅くなりました

とりあえずこれで今日の投下は終了です。明日の予告は……け、軽巡の娘が登場するんじゃないでしょうか!?(汗)

96: ◆ATK1PCranA 2014/10/22(水) 18:10:54.28 ID:Bpzxnb9Z0
ある日の鎮守府in工廠

提督「夕張!いるか!?」

夕張「はーい!いますよー!……提督?今日はどうしたんですか?」

提督「新装備の開発の進捗を視察しに来た」

夕張「ああ、それならいくつか試作品が出来てます。ついてきてください」スタスタ

~装備開発室~

夕張「これが妖精さんと私とその他色々な方たちが協力して作り上げた試作品。その名も……ドラム缶型五連装(酸素)魚雷です!」ドヤッ

提督「……なあ夕張。一つだけ言わせてもらっていいか?」

夕張「?はい、何でしょう」

提督「お前は何作ってんだあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」スパーン

夕張「あ痛っ!……な、何ですか提督。乙女の頭を叩くなんて酷いですよ!」グスッ

提督「そりゃ叩きもするわバカ!何だよドラム缶型五連装(酸素)魚雷って!?ただのドラム缶の形した魚雷だろうが!」

夕張「その通りですが、何か問題が?」キョトン

提督「問題大有りだよ!むしろ問題しかないよ!魚雷をわざわざドラム缶型にする必要がわかんないし、何より装備の性能的には既存のものとなんら変わりないだろうが!いったいどこに新装備の『新』の要素があるんだよこの装備!」

夕張「べ、別にいいじゃないですかドラム缶だって!ドラム缶型の魚雷なんて世界中どこを探してもここにしかありませんよ!立派な新装備じゃないですか!」

提督「『新』の要素が必要なのは見た目じゃなくて性能だからな!?見た目だけ変えて中身いっしょとかただの詐欺だろ!」

夕張「何ですか聞いてればさっきから文句ばっかり言って!私だって頑張ったんですよ!?」

提督「方向性を間違えたらその頑張りは無意味なんだよ!」

夕張「……」

提督(あ、あれ?夕張が黙っちゃったんだけど……?さ、流石にちょっと言い過ぎたか?いやでも、軍の費用使ってこんな物作ったんだから、悪いのは夕張の方だろ)

提督「ゆ、夕張?」

夕張「提督の……」グスッ

提督「はい?」

夕張「提督の、バカああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」バキッ

提督「おうふ!?」グハッ

夕張「提督なんてもう知らないんだからああああああああああああ!!!!!!!!!」ダッ

提督「お、おい夕張!?」

97: ◆ATK1PCranA 2014/10/22(水) 18:12:34.63 ID:Bpzxnb9Z0
とりあえずここまで

ちょっと出かけてくるので、帰ってきたら再開します

99: ◆ATK1PCranA 2014/10/22(水) 21:34:23.96 ID:Bpzxnb9Z0
帰ってきたんで再開します

100: ◆ATK1PCranA 2014/10/22(水) 21:56:42.63 ID:Bpzxnb9Z0
Y☆O☆R☆U

タッタッタッタッ

榛名「……来ましたね」キュピーン

ガチャ

夕張「はぁるなー!提督がバカでクズでどうしようもないよお!」ウワーン

榛名「こんばんわ、夕張さん。この度はうちのバカでクズでアホで無能で役に立たなくてどうしようもない提督がお世話をおかけしたようで、榛名からも謝罪させていただきます」フカブカー

夕張「え?え?何?これどういうこと?何で榛名の部屋に来たら榛名が土下座してるの?」キョトン

榛名「いえ、何でも今日のお昼の視察の時に、うちのバカでクズでアホで無能でカスで存在価値0で役に立たないどうしようもないゴミ提督が夕張さんを泣かせたと風のうわさに聞いたもので。無能な上司の失敗は有能な部下の失敗。あのゴミの秘書艦として、榛名も頭を下げねばなるまいと思ったのです」

夕張「うん、なんとなく事情はわかったけど一旦落ち着こう?キャラが崩壊というか、ある意味で素が出ちゃってるから。提督への罵倒がいつもの倍になってるよ?」

榛名「?」

夕張(ダメだ自覚がない)

榛名「それで夕張さん。榛名はいったいどうすればいいんでしょう?とりあえずあのゴミの×××を切り落としてきましょうか?」

夕張「や、やめてあげて!それは本当にやめてあげて!か、可哀想とかいう次元じゃないから!」///

榛名「そうですか……チッ」

夕張「舌打ちした!?ねえ今舌打ちした!?今日の榛名いつもより提督に対して辛辣じゃない!?」

榛名「何のことでしょうか、榛名は大丈夫です」

夕張「絶対に大丈夫じゃないよ!?どう考えてもやばいって!だって目が据わってるもん!」

榛名「まあ、夕張さんがいいと言うのなら榛名からはゴミを掃除したりはしません……それで、夕張さんはどうしてここに?」

夕張「えっと……じ、実は、提督と仲直りしたいんだけど……」

榛名「なるほど。つまりありとあらゆる手段を使ってでも、あのゴミを泣きながら夕張さんに謝らせればいいんですね。榛名にお任せください」

夕張「そんなこと言ってないよ!?」

101: ◆ATK1PCranA 2014/10/22(水) 22:27:17.63 ID:Bpzxnb9Z0
夕張「いや、確かに提督には謝ってほしいけど……でも、私も悪かったから、二人で謝りあって仲直りしたいの」

榛名(こんないい娘を泣かせるなんて、やはり切り落とすべきでしょうか)

夕張「で、榛名にはその手伝いをしてほしいっていうか……榛名?聞いてる?」

榛名「は、はい!もちろん聞いてますよ!提督と仲直りするための手伝いをすればいいんですよね?」

夕張「うん」コクリ

榛名「ですが、仲直りの手伝いと言っても、具体的には何をすればいいんですか?」

夕張「具体的には……提督を私のところに連れてきてほしいかな?ほら、私が行くとたぶん逃げちゃうし」

榛名「それはそうですね」

榛名(提督はへたれですから。泣かせてしまった女の子と翌日すぐに会ったら一目散に逃げ出すでしょう」

榛名「わかりました。では明日、提督を連れて工廠に伺います」

夕張「うん。よろしく」

102: ◆ATK1PCranA 2014/10/22(水) 22:56:30.78 ID:Bpzxnb9Z0
翌朝

提督「なあ榛名。俺はいったいいつまでこの目隠し状態で歩けばいいんだ?」フラフラ

榛名「榛名がいいと言うまでです。途中で目隠しを取ったり、逃げ出そうとした場合は容赦なく全砲門を解放するので肝に銘じておいてください」

提督「い、いえっさ~」

~しばらく歩きましたとさ~

榛名「はい、もう目隠しを取ってもいいですよ」

提督「やっとか……って、眩しっ!目があ!目があ!」

榛名「何一人でバルスごっこやってるんですか。いいからさっさと入ってください」ガチャッ

提督「ああ……あれ?なんかこの部屋の内装、つい最近見たような……」

ガチャッ ※提督が入ってきたのとは別のドアです

夕張「お、おはようございます?」テヲフリフリ

提督「……」

ダッ ガッ グイッ

榛名「ダメですよ提督、女の子の挨拶を無視して走り出したりしちゃあ」ニコォ

提督「後生だ榛名!見逃してくれ!昨日の今日で夕張と顔を合わせる勇気は俺にはない!」バタバタ

榛名「往生際が悪いですよ、提督?大人しく夕張さんと向かい合って話をしなさい!じゃないと……ふふふ」

提督「おはよう夕張!一刻も早くお前に会いたくてこんな朝っぱらから仕事を放りだして来てしまったよ!」ガクブル

夕張(提督、膝が震えてる)

提督「……で、何で俺を呼び出したんだ?」ブスッ

夕張「ええと、その……」

提督「……用がないなら戻るぞ?」

榛名「ちぇいさー!」ゲシッ

提督「もろんぼ!?」グハッ

榛名「せっかく夕張さんが勇気を出して仲直りの場を作ったのに、何ですかその態度は!へたれで自分からは謝りにいけないんだから、機会を作ってもらった時くらいちゃんと謝ってください!」プンスカ

提督「それを言葉で伝える前に蹴りで伝えたお前に言われると、説得力が薄いなあ……」

103: ◆ATK1PCranA 2014/10/22(水) 23:07:28.05 ID:Bpzxnb9Z0
榛名「私のことはいいんです!いいからほら!早く夕張さんに謝りなさい!」ブンブン

提督「うっ……わかった。わかったよ。確かに、これはちょうどいい機会だった」

提督「夕張。昨日は酷いことを言ってしまって悪かった。お前が頑張って作ってくれた装備を頭ごなしに否定して、本当に済まなかったと思ってる」ペコリ

夕張「い、いえこちらこそすみませんでした!大切な予算を大切に使わなくて……」シュン

提督「夕張……」

夕張「提督……」

榛名(な、何でしょうこの空気は。もしかしなくても榛名、お邪魔ですか?仕方ありません、ここはとりあえずこの部屋に仕掛けてある隠しカメラの電源をONにしたら退場するとしましょう)

この後、提督と夕張は無事仲直りをし新装備の開発が再び始まることになるのだが、次回もまた一波乱起こるとは、この時はまだ誰も知らなかった。

夕張(次はドラム缶で出来た合体ロボとか作ってみましょう!)

109: ◆ATK1PCranA 2014/10/23(木) 16:39:17.04 ID:v326Ke510
今昨日の分を見直してきたんですけど、酷いですねこれ……

意識が朦朧としている中でssを書くとヤバいっていうのが身に染みました。眠気って怖い

ですので、昨日の分の補足をいくつかしておきます

まず>>105に対する返答は『夕張を泣かせた時点で提督が悪い』です。どんな時でも女の子を泣かせてはいけません。榛名が怒るから。

次に榛名の心境ですが、提督の扱いの酷さは、自分が怒って夕張をなだめ役に回し怒りをうやむやにするのが30%、紛れもない本音が20%です。残りの50%は――――

ガチャッスタスタバキッ

うわバカ何をするやめr(レスはここで途切れている……)

113: ◆ATK1PCranA 2014/10/23(木) 19:25:00.88 ID:v326Ke510
ある日の鎮守府の風呂(入渠部屋じゃないよ!)

龍驤「はあ~今日も疲れたわ~」ガラガラ

赤城「龍驤ちゃんお疲れ様。今日は大活躍だったもの、疲れて当然だわ」チャポン

加賀「赤城さん、あなたはもうちょっと真面目に働いてください」カポーン

赤城「わ、私だって調子の悪い時くらいありますよ!」ムッ

加賀「出撃に合わせてコンディションを整えておくのは、一航戦として当然の義務ですよ」ヤレヤレ

赤城「むう~」プクー

祥鳳「ま、まあ二人とも落ち着いて。こちらに被害はなかったんだからいいじゃない」

龍驤「さすが祥鳳は大人やな。ええな、瑞鳳は。あんな出来た姉ちゃんがおって」

瑞鳳「そうね。私の自慢の姉よ!」



赤城「大体加賀さんこそ今日は調子が悪かったんじゃないですか?一人だけ彩雲積んでたくせに、敵艦を見つけたのは瑞鳳ちゃんだったじゃないですか!」

加賀「あ、あれは色々と事情があったんですよ。私は後ろからの攻撃を警戒して、彩雲を後方に飛ばしてましたし」

赤城「攻撃来たのは後ろでしたよ?」ジトー

加賀「そ、そんなことはありません!あれはどう考えても左側でした!」アセアセ

祥鳳「お、落ち着いて!二人ともお風呂で暴れないでください!」



龍驤「それに比べてあの一航戦二人は何やっとんねん」ハア

瑞鳳「正規空母としての自覚が足りないわね」ハァ



~しばらくお風呂でまったりする空母たち(赤城、加賀は除く)~



龍驤「そういえば、あれってどうなっとるんやろうな?」

瑞鳳「あれって?」

龍驤「うちらの胸部装甲の基準」

瑞鳳「ぶふっ!」ゲホゲホ

瑞鳳「い、いきなり何言い出してるの!?」

龍驤「いや、ふと疑問に思ったんやけどな?赤城や加賀たちがでかいのはわかんねん。なんせ正規空母やからな。でも、
何で祥鳳もあんなにでかいんや?同じ軽空母なのに、うちらと全然違うやん……」ドンヨリ

瑞鳳「ちょっと待って!今『うちら』って言った!?あなたと私を一緒にしないでくれる!?」

龍驤「何言っとるん。あんたもうちど同じくらいの大きさやないか」モミモミ

瑞鳳「ちょ、や、やめっ、んっ、やんっ」///

龍驤「……エロいなー瑞鳳。胸は完全にお子ちゃまやけど」

瑞鳳「うるさいわね!人が気にしてるんだからそっとしておきなさい!」ハアハア

龍驤「でもな、瑞鳳。男はみんなでかい胸が好きなんやで?」

瑞鳳「な、なななななに言ってるの?べ、べべべべべべ別に関係ないじゃない」

龍驤「……提督も、でかい胸が好きなんかなあ」ションボリ

瑞鳳「……っ!」ピキーン

瑞鳳「そ、そんなこともないんじゃない?ほら、提督ってよく駆逐艦の子と一緒に遊んでるし」

龍驤「子供は好きなみたいやけどな。でも、それってたぶん妹とかそんな感じの扱いで、恋愛対象としては見てへんと思うで」


114: ◆ATK1PCranA 2014/10/23(木) 19:31:57.61 ID:v326Ke510
龍驤「それに、秘書艦は榛名やで?あいつもそこそこ巨乳や」

瑞鳳「……」プシュー

龍驤「いったいどうやったら胸をおっきくできるんやろう?なあ、瑞鳳。瑞鳳?」

瑞鳳「……」プシュー

龍驤「あかん!完全にのぼせとるわ!早く祥鳳呼んでこな!赤城と加賀は……は別にええか」


115: ◆ATK1PCranA 2014/10/23(木) 19:33:24.46 ID:v326Ke510
一旦ここまで

ちょっと夕飯食べて艦これやってきます

120: ◆ATK1PCranA 2014/10/23(木) 21:17:10.45 ID:v326Ke510
ご飯食べて艦これやってきたので再開します byつけ麺うまうま&ゴーヤ来て歓喜の>>1提督

121: ◆ATK1PCranA 2014/10/23(木) 21:45:50.31 ID:v326Ke510
~瑞鳳がのぼせて数時間後です~

榛名「折角の休日だというのに急な任務で総動員だなんて……今日はなんて日なんでしょう」ハア

榛名(それもこれも全部提督のせいです。『榛名がいなきゃこの鎮守府は回らないんだよ!』なんて言葉で榛名を持ち上げて仕事させるなんて。まったく、酷い提督もいたものです)

榛名「はあ……これ以上嘆いていても仕方がないですし、寝ますか」

コンコン

榛名「来客ですか?はーい!鍵は開いてますよー!」

ガチャッ

瑞鳳「……こんばんわ、榛名」

榛名「瑞鳳ちゃん?どうしたんですか?瑞鳳ちゃんが何の連絡も無しに来るなんて」

瑞鳳「うん、今日はちょっと……相談があってきたの」

榛名「いや、この時間帯に榛名の部屋に来るということはそうなんでしょうけど。で、今日はいったいどういう相談なんですか?」

瑞鳳「それが……その……ねを」ボソボソ

榛名「はい?」

瑞鳳「胸を、大きくする方法を聞きにきたの……」

榛名「……はい?今なんて?」ファードゥン?

瑞鳳「だ、だから、胸を大きくする方法を聞きに来たの!」///

榛名「え、ええ!?ど、どうして急にそんなことを……?」

瑞鳳「今日お風呂で龍驤が、男の人はみんな大きな胸が好きだ、って言ってたから」モジモジ

榛名「はいはい」フムフム

瑞鳳「それで、もしかしたら提督も大きな胸が好きなんじゃないか、って」

榛名「なるほど」

榛名(大好きな提督のためにその慎ましやかな胸を大きくしたいだなんて……瑞鳳ちゃんは本当に提督のことが大好きなんですね♪この話だけでご飯十杯はいける気がしてきました)ハアハア

122: ◆ATK1PCranA 2014/10/23(木) 22:13:26.76 ID:v326Ke510
瑞鳳「それで榛名。胸を大きくするにはどうすればいいの?」

榛名「そうですね……とりあえず改二になればいいんじゃないですか?榛名も改二になってから、僅かですけど大きくなりましたし」

瑞鳳「それじゃ意味ないことは龍驤で既に証明されているわ。それに私はまだ改二実装されてないの」グスッ

榛名「……早く来るといいですね」

瑞鳳「……心からそう願ってるわ」

榛名「……話が脱線してしまいましたね。閑話休題です。改二以外で胸を大きくする方法だと、牛乳を飲むとかでしょうか」

瑞鳳「それは前からやってるわ。でも、全然効果が出ないの」ハア

榛名「他には、よく食べよく動きよく寝るとか」

瑞鳳「この鎮守府でそれが出来てない子はごく僅かだと思うわよ?」

榛名「それもそうですね。青葉さんとか大井さんくらいじゃないでしょうか?」

瑞鳳「あの人たちは盗撮したり夜這いしたりしてそうだものね」

榛名「鎮守府内の風紀を乱されるのは榛名をとしても困るんですけどね。ただでさえこの鎮守府は出来たばかりで仕事が多いというのに」ハア

瑞鳳「……あなたも苦労してるわね。同情するわ」

榛名「……ありがとうございます」

榛名「また話が逸れてしまいましたね。ですが、どうしましょう?改二もダメ、牛乳もダメ、健康的な生活でもダメとなると……」

瑞鳳「……やっぱり、私の胸を大きくするなんて無理なのかな?」ウルウル

榛名「そ、そんなことないです!大丈夫です、きっと何か方法が――――あ」ピカーン

瑞鳳「?どうしたの?」

榛名「ありました、一つだけ。超とっておきの方法が」

瑞鳳「何々!?教えて!」

榛名「それはですね……」ゴニョゴニョ

~説☆明☆中~

瑞鳳「ええ!?そんなことするの!?」

榛名「はい」

瑞鳳「で、でもそんなの恥ずかしいし」モジモジ

榛名「もう他に方法がないんです。それにこの方法なら成功率は100%ですよ。何故なら榛名は実際に成功者を見たことがあるからです」

瑞鳳「ほ、本当!?」

榛名「ええ、ですから思い切って挑戦する価値はあると思います」コクリ

瑞鳳「うう……わかったわ。明日の朝、やってみる」

123: ◆ATK1PCranA 2014/10/23(木) 22:48:10.75 ID:v326Ke510
翌朝

提督「んん……むにゃ……ん、んん!?」

提督(朝、目が覚めると隣で瑞鳳が寝ていた。何を言ってるかわからねえと思うが俺にもよくわからない)

提督「と、とりあえず、起こさないようにそーっと抜け出せば……!」

瑞鳳「むにゃ……あふ、てーとく?」ボンヤリ

提督(終わった……俺の人生終わった……)

瑞鳳「あれ?何でてーとくが私のベッドに……?」ポケー

提督「ち、ちちちちち違う違う!ここ、俺、布団!」

瑞鳳「ああ、そっかあ。私、提督を起こしに来たら、そのまま寝ちゃって……」

瑞鳳「って、提督!?起きたの!?」

提督「反応遅っ!」

瑞鳳「あ、あわわわわわ……どうしよう、提督起きちゃったよ。うう、本当にあんなことやらなきゃダメなのかな……で、でも、これも胸を大きくして提督に好きになってもらうためだし」ブツブツ

提督(瑞鳳が赤くなって何かブツブツ言い出した……何だろう、俺の中の危険察知用センサーが早く逃げろと訴えてる気がする)

瑞鳳「て、提督!」

提督「は、はい!何でしょう!」ビシッ

瑞鳳「そ、その、変なお願いだっていうのはわかってるんだけど……」

瑞鳳「提督が嫌じゃなかったら、私の胸、揉んでくれないかな?」

124: ◆ATK1PCranA 2014/10/23(木) 23:15:58.42 ID:v326Ke510
提督(俺の人生の中で、これほどまでに逃げたいと思うことはあっただろうか……?あったかもしれないが、少なくとも今の俺からするとこの時ほど逃げたいと思ったことはないんじゃないだろうかと思う)

提督(瑞鳳の頼みを聞く→榛名に処刑される→憲兵さんのお世話に)

提督(やばい。地獄絵図しか見えない)

提督(では瑞鳳の頼みを断る?Noだ)

瑞鳳「……」プルプル

提督(顔を赤くして震えてる女の子にそんなこと言えるほど、俺のメンタルは強くないから断れない)

提督(結論、瑞鳳の頼みを聞いて潔く死のう)

瑞鳳「て、提督?やっぱり嫌だった?そうだよね、私の小さい胸なんて……」

提督「わかった」

瑞鳳「揉みたくないよね……って、え?いいの?」パチクリ

提督「ああ」

瑞鳳「そ、そう……じゃあ、お願いしてもいいかな?」///

瑞鳳「さ、流石に服を脱ぐのは恥ずかしいから、服の上からやって」///

提督「了解」モミモミ

瑞鳳「んっ、やんっ、はっ、んはっ、あんっ」///

提督(無心だ。無心でやるんだ。素数を数えろ)

瑞鳳「やっ、はんっ、ああんっ、て、提督、上手いんだねっ、んんっ」///

提督(2,3,5,7,11,13……って無心でやるなんて無理に決まってんだろ!)

提督(何だよこの生き物。エロ可愛すぎんだろ……やばい、このままじゃ理性が消し飛ぶ)

提督「も、もういいか?」

瑞鳳「だ、ダメ!あと、ちょっとだけでいいから、お願い……んあっ!」///

提督(やばいやばいやばいやばい)

提督「すまない瑞鳳!もう限界だ!」バッ

瑞鳳「あっ……」

提督(危なかった……あのままだと確実にやばかった)

瑞鳳「あ、そ、その、ありがとう、提督」///

提督「い、いやいやなんの」///

提督「そ、そういえば、何で急にこんなこと頼みに来たんだ?」

瑞鳳「え、えっと、胸を大きくしたいって榛名に相談に行ったら、『男の人に胸を揉まれると大きくなるらしい』って言われたから……」

提督(あの腐れ秘書艦は……休暇の延長は却下だなこれは)

提督「そんなこと教えた榛名も榛名だが、これは瑞鳳もあれだな」

瑞鳳「え?やっぱり嫌だった?」ウルウル

提督「いや、そういうわけじゃないが……胸が大きくなんかなくったって、瑞鳳はそのままでいいと思うのになーって思ってさ」

瑞鳳「え?で、でも、男の人はみんな大きな胸が好きなんじゃ……」

提督「そんなこともないぞ?胸が大きかろうと小さかろうと、そいつの中身がいいなら俺は何の問題もないと思う」

瑞鳳「そ、そう……」///

提督「まあ、あくまで俺の個人的な意見だけどな」

瑞鳳「い、いえ、とても参考になったわ。朝から色々とありがとう、提督。それじゃ私は部屋にも戻るわ」///

提督「ああ、今日も頑張れよ」

瑞鳳「う、うん……」ドキドキ

130: ◆ATK1PCranA 2014/10/24(金) 19:13:05.59 ID:kWRE5vcY0
~ある日の鎮守府(執務室)~

提督「仕事終了!ひゃっほう!これで今週はもう働かなくていいぜ!」

榛名「お疲れ様です提督。今週はいつも以上に解放感に溢れた表情をしてますね」ダラダラ

提督「ああ、今週はいつもより仕事が多かったからな。何故だろうな?」

榛名「何故でしょう?」ピコピコ

提督「てめえが働かなかったからだよ!このぐうたら秘書艦!」

榛名「何ですか?榛名が悪いって言うんですか?一週間の休暇をくれるって言ったのは提督じゃないですか」グダグダ

提督「確かに言ったよ?言ったともさ!でもさ、何も言った次の日から休暇に入ることはねえだろ!」

榛名「休暇申請出したのは提督ですよ?」パチパチ

提督「お前が『今日中に休暇申請出してくれないなら憲兵さんに、あることないこと吹き込んだボイスレコーダーを匿名で提出します』とか恐ろしいこと言うからだろうが!」

榛名「記憶にございません」パリパリ

提督「ぶっ飛ばすぞアホ戦艦」

131: ◆ATK1PCranA 2014/10/24(金) 20:12:11.75 ID:kWRE5vcY0
榛名「そんなに怒らなくてもいいじゃないですか。昨日の任務の時は休日返上して働いたんですよ?」モキュモキュ

提督「初めはやる気なかったくせに、ボーナスの話で喰いついてきたくせによく言うぜ」ケッ

榛名「……ボーナスでやる気が出たわけではないんですけどね」ボソッ

提督「あ?何か言ったか?」

榛名「いえいえ何も。それより提督、いいんですか?今日は仕事が終わったら来るように呼ばれてるんでしょう?」

提督「あ、やべ。すっかり忘れてた!悪い榛名!片付け頼む!」アセアセ

榛名「わかりましたから、早く行ってあげてください」

提督「すまん頼んだ!」ダッ

榛名「いってらっしゃい、提督」

132: ◆ATK1PCranA 2014/10/24(金) 20:13:30.93 ID:kWRE5vcY0
ちょっと休憩

妹迎えに行ってきます)ダッ

135: ◆ATK1PCranA 2014/10/24(金) 21:20:25.13 ID:kWRE5vcY0
ただまー

>>133 寝言は寝てから言いましょう。妹萌えなんざこの世に存在しねえ!(涙)

>>134 あげますので代わりに明石さんください

では再開します

136: ◆ATK1PCranA 2014/10/24(金) 21:38:27.77 ID:kWRE5vcY0
~鎮守府内・遊戯室~

提督「はあ、はあ……やっと着いた……何だってこの鎮守府はこんなに広いんだ……?」グッタリ

提督「さて、と。とりあえずあいつは……いない。まだ来てないのか?それとも……まさか俺が来るのが遅かったから帰ったのか?」

提督(だとしたら最悪だ。あいつは確実に明日……いや、今日中に『俺に約束をすっぽかされた』と鎮守府中に言いふらすだろう。その後の俺については……考えたくもない)

提督「こうなったら今からでも土下座しに行くか……?いや、実はまだ来てないだけかもしれない。そうするとすれ違いになって、わざわざ自分で自分の首を絞めることになりかねない……」ブツブツ

こそーっ

提督「メールしてどこにいるか聞いてみるか?いやダメだ、あいつ携帯持ってない」ブツブツ

???「わっ!」ダキッ

提督「おおう!?」

137: ◆ATK1PCranA 2014/10/24(金) 22:02:54.43 ID:kWRE5vcY0
提督「何だ、いたのか……漣」

漣「はい、ご主人様が気づかなかっただけで、ちゃんといました」

提督「俺が悪いみたいに言うのはやめてもらおうか。お前が隠れてたら見つけられるわけないだろ、ちっこいんだから」

漣「ムカっ。漣はちっこくありません!これでも先月より0.2センチ伸びました!成長期なんです!」プンプン

提督「嘘つけ。書類にはきっちり『変化なし』って書かれてたぞ」

漣「ご主人様の見間違いです!漣はちびっこじゃないんです!」ブンブン

提督「はいはいそうだね、漣はちびっこじゃないね(棒)」

漣「むぅ~!漣、怒りました!激おこぷんぷん丸です!」

提督「全然怒ってないように聞こえる不思議!」

漣「むぅぅ~!」ポカポカ

提督「お、おい、やめろ、駆逐艦とはいえ艦娘の力で殴られたら流石にやば……ちょ、何でどんどん強くなってんの!?」

漣「むぅぅぅぅぅうううううううううう!!!!!!!!!」ボカボカ

提督「ぎゃあああああああ!!!!!!内臓が!内臓がやばい感じなった気がする!」

138: ◆ATK1PCranA 2014/10/24(金) 22:37:49.03 ID:kWRE5vcY0
~数分後~

提督「……」ムシノイキ

漣「ご、ご主人様?大丈夫ですか?」アセアセ

提督「……これが大丈夫に、見える、か?」グハッ

漣「すみません……つい、感情的になってしまいまして。これでは、ご主人様のメイド失格ですね」シュン

提督「お前は別に俺のメイドじゃないだろ……でもまあ、だいたい回復は終了してきてるっぽいから、もうちょっとだけ待ってくれ」

漣「はい……」

~提督 が 回復 しました~

提督「よし、もう大丈夫みたいだ……」

漣「本当にすみません……漣が子供なばっかりに、ご主人様に怪我を負わせてしまって」シュン

提督「あー、もう気にしなくていいよ。俺がからかい過ぎたのもいけなかったんだし」ポリポリ

漣「でもっ!」

提督「それに、結果どうもならなかったんだからいいだろ?ほら、この通り俺はぴんぴんしてる」

漣「それは、ご主人様が特別だからです。もしも他の、普通の人間だったら確実に……」

提督「そんな『もしも』はあり得ないし、今回だって相手は俺だったんだ。街中で一般人相手にやったとかならともかく、俺にやるのには問題ないさ。そのために俺がここに派遣されたんだし」

漣「……」

提督「ほら漣、暗い顔すんな。俺は笑顔のお前の方が好きだぞ?」

漣「……も、もう、そんな調子のいいこと言って」///

漣「……本当に、そう思ってます?」ウワメヅカイ

提督「もちろん。俺はお前の笑顔が大好きだ。だから、俺のために笑ってくれ」

漣「そ、そうですか。それなら、漣も暗い顔ばかりしていられませんね。なんてったって、ご主人様の頼みなんですから」テレテレ

提督「ああ、ありがとな」

139: ◆ATK1PCranA 2014/10/24(金) 22:40:54.25 ID:kWRE5vcY0
この後、提督と漣は遊戯室で朝まで遊び(何をしていたのかは言わない)ましたとさ。

榛名「あれ!?榛名の出番は!?」

榛名恋愛相談所、今回はカット!

167: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 10:21:17.48 ID:2Li2XIOP0
おはようございます>>1です

これにて安価(というよりは上で言われた通り多数決?)を終了とさせていただきます

結果は八票で鈴谷が一位、七票で瑞鳳が二位でした。今日の話は鈴谷回ですが、二位だった瑞鳳は来週の多数決に引き続き参加です。他のキャラも、もう一度出番があったら入るかも?

諸事情により投下は夕方ごろからになりそうです。鈴谷とのデートをお楽しみに!

168: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 18:09:14.30 ID:2Li2XIOP0
空母レシピ回して駆逐艦出たときって死にたくなりません?あと、もう持ってるの来たときとか。違うんだ白露ちゃん飛鷹さん!欲しいのは君たちじゃないんだ!

それでは始めます

169: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 18:34:27.68 ID:2Li2XIOP0
~ある日の鎮守府のもーにんぐっ!~

榛名「提督、いい加減起きてください」ユサユサ

提督「やだ。まだ寝る。だって今日仕事ないし、休みだし。昼まで寝てても問題ない」

榛名「仕事が無くても早く起きるようにしてくださいって、榛名が初めて提督を起こした時から言ってるはずなんですが……昼まで寝てるなんて不健康ですよ。起きてください」ハア

提督「やだー寝るー」

榛名「もう……いったいどうしたものやら」

バタンッ

鈴谷「提督ー!一緒にお出かけしよー!」

鈴谷「……って、あれ?榛名だけ?提督は?」キョトン

榛名「提督ならこの布団の中で引きこもってます」ユビサシ

提督「俺は絶対に昼までここから出ない」

榛名「……こんなこと言って出てこないんですよ。どうしたらいいと思います?」

鈴谷「うーん……そうだ!」

提督(何を思いついたかは知らないが、俺は絶対にこの布団から出な――――)

鈴谷「えへへ」ムギュー

提督「……アノ、スズヤサン?アナタハナニヲシテラッシャルノデショウカ」ギギギ

鈴谷「提督と一緒に鈴谷もお昼まで寝てようかなーって」ギュー

提督「……ナゼオレノフトンニハイッテダキシメテルノカナ?」ギギギ

鈴谷「鈴谷、抱き枕ないと寝れないんだよねー。今日は朝から熊野が張り切って家事をこなしたから、いつも使ってるの洗濯中」ギュー

170: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 19:34:12.08 ID:2Li2XIOP0
提督「だからって何も俺の布団に入ってくることないだろ!」

鈴谷「あるよーありまくりだよー。どうせ寝るならあったかい布団で寝たいじゃん?人が入ってる布団ってあったかいじゃん?こんな時間まで寝てるのなんて提督だけだよ?」

提督「あったかい布団で寝たいというその気持ちは分からなくもないが、頼むから離してくれ!」ジタバタ

鈴谷「やーっだ、よ!えへへー……提督、あったかい」

提督(うおおおおおおおおお!!!!!!!!!やばいやばいやばい!あ、当たってる!鈴谷の柔らかい二つのものが俺の背中に当たってる!)

提督「鈴谷当たってる!当たってるから!」

鈴谷「んー?鈴谷は別に気にしないよー?」

提督「俺が気にする!理性が!理性が崩壊する前に早く離れるんだ!」

鈴谷「聞こえなーい」ギュッ

提督(うああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!)

提督「榛名!榛名助けてくれ!」

榛名「……!」パシャパシャッ

提督「何でこの状況でお前はそんな熱心に撮影してんの!?」

榛名「提督、話しかけないでください。榛名は今、レイテ沖海戦と同じくらいに集中しているんです」パシャパシャッ

提督「ちっきしょー!この部屋には俺の(理性の)敵しかいないのか!」


171: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 19:52:16.52 ID:2Li2XIOP0
鈴谷「ほら、提督……?観念して大人しく鈴谷と一緒に寝よっ?」

提督「寝よっ?じゃねえよ!こちとら理性が限界なんだって言ってんだろ!?」

鈴谷(だからこそ、なんだけどな……)

榛名(だからこそ、なんだと思いますけど……)

提督「はっ!そ、そうだ鈴谷!さっき俺の部屋に来たとき、一緒に出掛けようって言ってたよな!?」

鈴谷「ふぇ?う、うん。言ったけど……」

提督「なら出掛けよう!早く出掛けよう!今すぐにでも出掛けよう!」バッ

鈴谷「え?」

榛名「え?」

提督「そうと決まったら俺は着替える!だから二人とも出てけ!」グイグイ

鈴谷「え?え?え?」

榛名「え?え?え?」

ガチャッポーイガチャッ

提督「三十分後に駅前で待ち合わせな!」

鈴谷「え?え?え?」

榛名「え?え?え?」

172: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 19:53:13.01 ID:2Li2XIOP0
ちょっと休憩してきます

次の投下からいよいよデート開始!

174: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 20:50:40.06 ID:2Li2XIOP0
まどマギss読んで元気でたんで再開します

175: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 21:26:30.33 ID:2Li2XIOP0
~駅前だよっ!~

提督(やっちまったああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!)

提督(いくらさっさとあの状況を何とかしたかったとはいえ、鈴谷と出掛けようだなんて考えたのは失敗だった!)

提督(殺される。確実に殺される。先週榛名と会議行ってきただけなのに第一艦隊から第四艦隊、控えの奴らまで総出で追っかけてきやがったもん)

提督(そんな奴らに鈴谷と出掛けたなんて知られたら……グロ画像化は避けられないだろうな)

提督(はあ~、やっちまったもんはしょうがないとはいえ、流石に少し気分が落ち込むわ。三十分前の俺を殴りてえ)

提督(そういや鈴谷はまだ来ないのか?もう約束の三十分は過ぎてるんだが……)

鈴谷「ごめ~ん提督!待った?」タタッ

提督「遅いぞ鈴谷。いったい何してたん、だ……」ポカーン

鈴谷「ごめんごめん。あの後榛名と服選んでてさ。ちょっと時間かかっちゃった」テヘヘ

提督「……」

提督(なん、だ……?この鈴谷の可愛さは?)

提督(白のインナーに茶色のジャケット、赤と白のチェックのスカート。それに鈴谷の照れるようなはにかみ顔が絶妙にマッチしていて……)

鈴谷「で、どうかな?提督。一応、頑張っておめかししてきてみたんだけど」

提督「……可愛い」

鈴谷「ふぇ!?」///

提督「あ……ち、ちちちちち違うんだ鈴谷!その、つい本音がポロッと出てしまっただけであってだな!け、決してセクハラとかそういうことじゃないんだ!」

鈴谷「ほ、本音……なんだ」///

提督(ああああああああああああああしまったああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!)

鈴谷「そっか、提督は可愛いと思ったんだ……えへへ」///


177: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 21:33:35.46 ID:2Li2XIOP0
鈴谷「それじゃあ、頑張ってきた甲斐があったかな?」ニヘラ

提督「うっ……」

提督(だから何でさっきからこいつはこんなに可愛いんだ!?あれか!?そういう日のなのか今日は!?)※その通りです

提督「ほ、ほら!服のことはもういいから、さっさと行こう!」///

提督(何でもいいから早くこの空気を何とかしたい)

鈴谷「う、うん……ねえ、提督」

提督「な、何だ?」

鈴谷「手、つないでもいい?」

提督「んなっ!?な、何言ってるんだ!?」アワアワ

鈴谷「ダメ、かな?」ウワメヅカイ

提督(そんな顔されたら断れるわけねえだろうがあああああああああああああ!!!!!!!!)

提督「わかった」テヲサシダシ

鈴谷「あ、ありがと」ギュッ

179: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 21:40:37.72 ID:2Li2XIOP0
~場所は変わってショッピングモール~

提督「で?今日は何しに来たんだ?」

鈴谷「パフェを食べようと思ってるんだけど、いいかな?」

提督「別にいいが……カレーじゃなくていいのか?」

鈴谷「鈴谷も女の子だからね。甘~いスイーツを食べたくなる時もあるんだよっ♪」ウインク

提督「そ、そうなのか。わかった、じゃあとりあえずその店まで行こう」///

鈴谷「うん!」

180: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 22:05:07.47 ID:2Li2XIOP0
~パフェを食べに行く道中~

鈴谷「あっ!提督!ゲームコーナーがあるよ!」ユビサシ

提督「そうだな……どうする?寄ってくか?」

鈴谷「うん!太鼓やろ太鼓!」

ソレゾレガ スーキナ コ ト デ ガンバレールナラー

センボンザクラー ヨルニマギレ キミノコエモー トドカナイヨ

キーミーガー イタ ナーツーハー トオイー ユーメーノ ナカー アー

フルコンボダドン!

ノルマクリアセイコウ!

提督「ふっ。俺にかかればざっとこんなものよ」ドヤッ

鈴谷「く、悔しい……なんで提督ってこんなにゲーム強いの!?」

提督「ゲーマーだからさ」キリッ

鈴谷「格好つけて言っても大して格好良くないからね、そのセリフ」

提督「……鈴谷は辛辣だな」

鈴谷「そんなことないよっ?ほら、早く次のヤツやろっ!鈴谷、次はUFOキャッチャーがいい!」グイグイ

提督「わーったよ」

提督(ま、鈴谷が楽しそうならそれでいいか)

181: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 22:31:38.27 ID:2Li2XIOP0
~ゲームコーナーを出てパフェ食べにきました~

鈴谷「ここだよ!」

提督「ほう……これは、何とも……」タラリ

提督(中を見る限り、カップル御用達みたいな店だな……俺は別にそういう目で見られても気にしないが、鈴谷は大丈夫なんだろうか……)

鈴谷「どうしたの、提督?早く入ろっ?」

提督「あ、ああ……」

提督(まあ、鈴谷が嫌そうになったら出ればいいか)

カラーンコローン

店員「いらっしゃいませー。お二人様でよろしいですか?」

鈴谷「はい」

店員「それではお席へご案内します」

~席へ案内されました~

店員「注文がお決まりになりましたらお呼びください」ササッ

鈴谷「提督、何にする?」

提督「ん?俺は別にパフェが食べたいわけじゃないからな。無難にコーヒーとかでいいよ」

鈴谷「そう?じゃ、鈴谷は食べるの決まってるから注文しちゃうね?」

提督「ああ」

ピンポーン ササッ

店員「ご注文をどうぞ」

鈴谷「ウルトラスーパーデラックス苺パフェください」

提督(何だそのピンクの悪魔が出てきそうな名前のパフェは)

提督「ブラックコーヒー1つ」

店員「かしこまりました。ウルトラスーパーデラックス苺パフェがお一つ、ブラックコーヒーがお一つですね?他にご注文はありませんか?」

鈴谷「ないです」

提督「ありません」

店員「かしこまりました。それではしばらくお待ちください」

182: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 22:52:39.40 ID:2Li2XIOP0
~しばらく経って~

店員「お待たせいたしました。ウルトラスーパーデラックス苺パフェとブラックコーヒーでございます」ササッ

提督「こ、これは……」

鈴谷「……おっきいね」

提督「大きいとかいう次元じゃねえよ……どうすんだ?食べきれんのこれ?」

鈴谷「ま、まあ、自分で頼んだものだし……頑張るっ!」

提督(めっちゃ顔青いんですが)

提督「ったく、しょうがねえなあ」ヒョイパクッ

鈴谷「え?提督?」

提督「どう考えて一人で食べきれる量じゃねえだろ?さっさと二人で食べちまおう。ほら」アーン

鈴谷「あ、あむっ」///

鈴谷(提督にあーんされた!しかもこのスプーンってさっき提督が口つけたやつ……か、間接キス!?)///

提督「何でそんな必死にスプーン咥えてんだおまえ」

鈴谷「ぷはっ……て、提督!そのスプーン貸して!次は鈴谷が提督に食べさせてあげるからっ!」

提督「?別に自分で食べられるが?」

鈴谷「いいから!……はい」///

提督「んむ……味は普通に美味いのが救いだなこのパフェ」

鈴谷(間接キス二回目間接キス二回目間接キス二回目っっっ!!!!)

提督(何で鈴谷は顔を赤くしてるんだろう)パクパク

183: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 23:06:29.07 ID:2Li2XIOP0
~食べ終わったよ!~

提督「や、やっと出れた……結局どんだけ店内にいたんだ……?」グッタリ

鈴谷「に、二時間くらいじゃないかな?」グッタリ

提督「しばらくは甘いものは見たくもない」オエップ

鈴谷「はげしく同意だよ……ごめんね、提督。鈴谷が頼んだのに、結局ほとんど提督が食べることになっちゃって」シュン

提督「気にすんな。男の方が胃袋がデカいんだし」

鈴谷「でも……」

提督「でももだってもないよ。折角の外出なんだ、笑顔でいこうぜ笑顔で」

鈴谷「うん……そうだねっ!」

提督「おう!それでいい!で、次はどこに行くんだ?」

鈴谷「もう時間も時間だし、そろそろ帰ろっかなって思ってるけど」

提督「じゃ、そうすっか」

~帰り道~

鈴谷「今日はありがとね、提督」

提督「別にいいさ、このくらい。俺も楽しかったしな」

鈴谷「そっか……」

鈴谷「……」

提督「……」

~そのまましばらく歩いて~

鈴谷「あ、公園だ。こんなところに公園なんてあったんだね」

提督「そうだな。俺も今日初めて知った」

鈴谷「……ねえ、ちょっと寄ってかない?」

提督「?別にいいぞ?」

186: ◆ATK1PCranA 2014/10/25(土) 23:58:25.06 ID:2Li2XIOP0
~夕暮れの公園~

鈴谷「夕暮れの公園ってさ、何だか寂しい気持ちになるよね」

提督「そうだな……」

鈴谷「そういえば提督、ちゃんとそのブローチ着けてきてくれたんだね」

提督「まあ、な。もらってからは基本的にずっと着けてるよ」

鈴谷「そっか、ずっと着けててくれてるんだ……嬉しいな」ニコリ

提督「……っ!」///

鈴谷「ねえ提督。今日は楽しかった?」

提督「ああ、さっきも言ったが、楽しかったよ」

鈴谷「そっか。鈴谷も、楽しかったよ。提督が可愛いって褒めてくれて、提督と一緒にゲームして、提督と一緒にパフェを食べて、とっても楽しかった」

鈴谷「だから、いいよね?最後にもう一回くらい、楽しい思いで作ったってさ」

提督「鈴谷?」

187: ◆ATK1PCranA 2014/10/26(日) 00:04:51.31 ID:tJarY4OZ0
後ろをついてきていたはずの鈴谷の足音が急に止まったのを不審に思い、提督は後ろを振り返る。

すると、

鈴谷「ん……」チュッ



―夕暮れの公園で

――鈴谷と提督、二人きり

―――恋する乙女は勇気を出して

――――愛しい彼にキスをした



―夕暮れの公園に

――二つの影が重なって

―――甘い甘い、蜜のような時間は動きを止め

――――ただ、二つの影を祝福する



鈴谷「大好きだよ、提督」

188: ◆ATK1PCranA 2014/10/26(日) 00:09:28.72 ID:tJarY4OZ0
提督「……っ!」///

鈴谷「あ、あはは……さ、先に帰ってるね!」///

鈴谷(ど、どどどどどどうしよ!い、言っちゃった!しかもき、キスまでしちゃった!)

恋する乙女の内心は、コミケ前のサークル並みに荒れていて――――

提督(な、何だったんだろうさっきのは……あれか?今日のお礼のキスとかか!?大好きってのは100%『Love』じゃなくて『Like』の方だろうし……)

――――想いを告げられた男の方は、その鈍感っぷりを全力で発揮していた

212: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 18:27:30.23 ID:5hzL4W3h0
今日の投下を始めたいと思います

>>211 一応、提督の鈍感さにも理由はあるので、機会があればその話もやりたいと思います

213: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 18:39:02.61 ID:5hzL4W3h0
~ある日の鎮守府だよっ!~

扶桑「提督、今日もお疲れ様です」

提督「ん?ああ、扶桑か。そっちこそお疲れ。どうだ、改二の力には慣れたか?」

扶桑「はい、多少は……まだ、火力や武装に振り回されてる部分はありますけど」

提督「そうか。まあ、これから少しずつ慣れていけばいいさ」

扶桑「そうですよね。まだまだ時間はありますし」

提督「なんせ最近深海凄艦がほとんど出ないからな」

扶桑「そうですね、この前の任務の時はそこそこ多く出てましたけど。基本的に平和ですものね」

提督「平和が一番だから別にいいっちゃいいんだけどな。税金泥棒してるみたいで心苦しいところを除けば」

扶桑「ふふ、そうですね」

???「扶桑姉様!」

214: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 18:50:17.77 ID:5hzL4W3h0
扶桑「あれ?どうしたの、山城」

山城「どうしたもこうしたもありません!今すぐに提督から離れてください!」

扶桑「どうして?」

山城「男はみんな狼なんです!きっと提督も、扶桑姉さまの美しいお体を見て欲情して襲い掛かるに違いありません!」ビシッ

提督「おいコラ。誰が狼だとコラ。俺と扶桑は戦友だ。俺は戦友に欲情したりしない」

山城「さあ?それはどうだか……?」ジトー

扶桑「え?欲情しないんですか……?」ガーン

提督「はい?」

山城「はい?」

扶桑「え?あ、ああ!?な、何でもありません!何でもありません!何も言ってませんから!」

215: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 19:09:31.68 ID:5hzL4W3h0
扶桑「そ、それより早く食堂に行かなくちゃ!皆を待たせてしまうわ」アセアセ

山城「むぅ……まあいいです。と に か く!扶桑姉さまはもうちょっと提督に対して警戒心を持ってください!あと提督は沈んでください」

提督「お前何なの?俺を罵倒しなきゃ喋れないの?」

山城「は?何言ってるんですか?山城が扶桑姉さま以外に、ましてや提督なんかによって言動を制限されるわけないじゃないですか。自意識過剰すぎて気持ち悪いです」オエッ

提督「皮肉も通じないとかお前マジで無敵だな!」

山城「うるさいです。私と扶桑姉さまの半径五キロメートル以内で喋らないでください。むしろ呼吸しないでください」

扶桑「山城、提督に対してそんな失礼なことを言ってはダメ」メッ

山城「はうっ!怒ってるお姉さまも素敵です!」ビクンビクン

提督「……ダメだこいつ。もうどうにもならねえ」

ワイワイイガヤガヤ

榛名(結局誰も榛名に話を振りませんでしたね……いえ、気配を消して撮影していた榛名も悪いんですけど。青葉さん直伝の隠密撮影は高性能すぎるのが欠点ですね)

216: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 19:10:55.10 ID:5hzL4W3h0
一旦ここまで

誰にも気づかれない榛名……不幸ですね

217: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 20:25:39.61 ID:5hzL4W3h0
再開

以下投下

218: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 20:29:51.16 ID:5hzL4W3h0
~夜なのです~

榛名「ふっふ~ん♪」ランラン

榛名(早く来ないかなあ!早く来ないかなあ!扶桑さん早く来ないかなあ!)

榛名(今日の様子を見る限り80%くらいの確率で来るはず!扶桑さんは☆☆☆☆クラスの提督好き!これほど楽しい観察対象はそうはいません!)ジュルリ

コンコン

榛名(きいいいいいたああああああああああああああああ!!!!!!!!)

榛名「はいどうぞ!鍵は開いてます!」

???「し、失礼するわ」

ガチャッ

219: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 20:35:20.23 ID:5hzL4W3h0
山城「こ、こんばんわ……」///

榛名「……」

榛名(あっれええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!???????????)

榛名(な、ななななななななななな何で山城さんが!?提督のことは思いっきり毛嫌いしてるはずなのに!)

榛名(はっ!さてはあれですね!扶桑さんとのことについての相談ですね!ですが残念なことに榛名は百合はサポート外です!)

山城「そ、その、この時間帯に来れば、榛名が恋愛相談に乗ってくれるって聞いて来たんだけど……」

榛名「わざわざ来てくださったのに申し訳ないんですが、百合はサポート外でして……」

山城「百合?何のこと?」キョトン

榛名「え?扶桑さんとのことを相談しに来たんじゃないんですか?」キョトン

山城「えっと、一応、提督とのことについて相談に来たの」///

榛名「……」

220: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 20:48:03.11 ID:5hzL4W3h0
榛名(ふっ、榛名の目も衰えてきたということですか……)遠い目

山城「えっと……大丈夫、榛名?何だか遠い目をしてるけど」

榛名「何の問題もありません。榛名は大丈夫です」

山城「そ、そう。ならいいけど」

榛名「それで、今日の相談内容は何ですか?」

山城「そうね、単刀直入に言わせてもらうと……」



山城「提督に酷いこと言わないようにするにはどうしたらいいと思う!?」

榛名「それ気にしてたんですか!?」



山城「提督のことは好きなの。大好きなの。愛してるといっても過言ではないわ」キリッ

榛名「は、はあ……」

榛名(榛名の中の印象が提督嫌いのシスコンから、ヤンデレ予備軍の重たい女に一気に変わる発言ですね)

山城「ただね、扶桑姉さまのことも大好きなの」

榛名(あ、やっぱりシスコンはシスコンでした)

山城「だからね、扶桑姉さまと提督が一緒にいると……」

榛名「ヤキモチ妬いて提督に当たると……子供ですか貴女は」ハア

山城「言わないで。自分でもそう思ってるんだから」


221: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 20:53:01.11 ID:5hzL4W3h0
榛名「で、提督を罵倒した後に自己嫌悪で死にそうになると」

山城「……そういうこと。本当はもっと提督に甘えたいんだけど……」

榛名「扶桑さんに見られたら傷つけますね」

山城「それに扶桑姉さまは優しいから、私に気を遣って提督のことを諦めてしまうんじゃないかと……」ハア

榛名「……完全に手詰まりじゃないですか」ハア

山城「だから榛名に相談しに来たの!」

222: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 21:03:57.33 ID:5hzL4W3h0
山城「ねえ榛名、どうしたらいいと思う?扶桑姉さまを傷つけず、なおかつ提督に素直に甘えるには」

榛名「無理じゃないですか?どう考えても手詰まりでしょうこれ」

山城「そこをなんとか!」グイ

榛名「そう言われましても……提督のため、山城さんのため、扶桑さんのため、(あと自分の趣味のため)何とかしたいとは思いますけど……」

山城「お願い!榛名しか頼れる人がいないの!」

榛名「そうですねえ……あ、そうだ。扶桑さんがいない隙を狙って提督に甘えればいいのでは?」

山城「それで何とかなるなら既にそうしてるわ。何でか知らないけど、私が提督と二人きりでいると扶桑姉さまが必ず現れるの。しかも故意にじゃなくて偶然に」

榛名「ある意味、雪風ちゃんもビックリの運のよさですね」


223: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 21:14:41.46 ID:5hzL4W3h0
榛名「なら……扶桑さんが物理的に現れないときに甘えれば……出撃とか遠征とか」

山城「提督が気を利かせて私と扶桑姉さまは常に一緒に出撃や遠征、演習に訓練まで行ってるわ」

榛名「無駄なとこで気が利きますね、あの提督は……もう諦めるしかないんじゃないですか?」

山城「そ、そんな……」ジワ

榛名「いや、そんな捨てられそうな子犬みたいな目で見られたら困るんですが……だって無理でしょうこれ」

山城「そうだけど!そうだけど……」

山城「私だってたまには、提督に甘えたいの……」

榛名「……」

榛名(扶桑さんのいない時を狙うのはほぼ100%不可能。でも、扶桑さんを傷つけるから目の前でラブコメるのもアウト。これっていったいどうすれば……)

榛名「……あれ?そもそも、扶桑さんの性格からして提督に甘えたところで傷ついたりしなくありません?むしろ喜ぶような気がするんですが」

山城「ど、どういうこと?」キョトン

榛名「だって、今日も扶桑さん言ってましたよね?『提督に失礼なことを言ってはダメ』って」

榛名「つまり山城さんの提督への態度が軟化したところで喜びこそすれ、傷つくことはないと思うんですけど……」

山城「……」ポカーン

224: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 21:22:45.83 ID:5hzL4W3h0
榛名「まあ、流石に加減は必要だと思いますけど。あんまり好意全開で甘えると扶桑さんに提督Loveなこと気づかれちゃいますし」

山城「……」ポカーン

榛名「でも、きちんと加減さえすれば、今に比べればかなり甘えられると思いますよ?」

山城「は、榛名ってもしかして天才なんじゃないかしら……?」

榛名「よく言われます」

山城「ありがとう榛名!明日さっそくやってみるわ!」バッ ダッ ガチャ バタン

榛名「はい、頑張ってくださいね……って、もう言っちゃいましたか」

榛名(さて、それじゃあ榛名も明日のためにカメラの整備をやっておきましょうか……ウヘヘ、明日はいい日になりそうです)

225: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 21:34:19.87 ID:5hzL4W3h0
~そして迎えた翌日~

山城「提督!」ギュッ

提督「グハッ!な、何だ!?何が起こった!?何故急に腰がヤバい感じになって背中に柔らかいものを感じるようになったんだ!?」

山城「えへへー……提督、てーとくぅ」ギュウッ

提督「その声は山城!いや違う!俺の知ってる山城はこんなんじゃない!もっと俺に冷たい!まさか貴様偽物か!?」

山城「違いますよー、私は正真正銘、あなたの山城ですよ?てーとく」ギュー

提督「違う!絶対に違うって!」

山城「もう、信じてくれないなら……こうです!」

山城は 一度 離れて 再び 提督に 抱き着いた!

山城「はい、これで私だと信じてくれますね?てーとく?」ゴロゴロ

提督「OKわかった!だからすぐに離れよう!そして医務室へ行こう!きっとお前は幻覚性のあるキノコか何かを食べたんだそうに違いない!」

提督(うわああああああああああ!柔らかい!そしていい匂い!やばいやばいやばい! り せ い が し ぬ )

226: ◆ATK1PCranA 2014/10/27(月) 21:45:42.13 ID:5hzL4W3h0
山城「ぶー……嫌です!離れません!」イヤイヤ

提督(ぎゃあああああああああああああ!胸が!山城の胸が俺の胸のあたりこねまわされてる!)

榛名(楽しそうですね、二人とも。まあ榛名も十分に楽しんでますが!)パシャッパシャッ ハアハア

扶桑「提督ー?山城を見ませんでしたか?って、あら?」

提督「扶桑!いいところに来てくれた!早く山城を引きはがして医務室へ――――山城「扶桑姉さま!姉さまも一緒に提督に抱き着きましょう!」――――連れて行ってくれ!」

扶桑「あらあら、これはいったい……?」

榛名「山城さんが日頃の提督への態度を反省して、提督に甘えてるんです」シレッ

扶桑「まあ、そうなの?そっかあ、それは良かったわ。私も山城の提督への態度はちょっと問題かなって思ってたし、山城が提督を好きになってくれたなら私も嬉しい」

提督「扶桑ー!そこの役に立たないアホ秘書艦と雑談なんてしてないで早く助けてくれ!」

山城「姉さま早く!一緒に提督に甘えましょう!」

扶桑「ふふ、そうね。たまには、甘えてみるのもいいかもね……今行くわ!」

ウワー キャー ギャー パシャッパシャッ ハアハア オイヤメロソコハシャレニナラナイ!

こうしてこの日以来、山城は一気に提督にデレたそうです

238: ◆ATK1PCranA 2014/10/28(火) 21:39:14.28 ID:yKgUqwlu0
~ある日の鎮守府なんだよ!なんだよ!~

赤城「加賀さん加賀さん」チョイチョイ

加賀「……何ですか赤城さん」

赤城「提督がさっき加賀さんのこと探してましたよ?」

加賀「提督が?いったい何の用なんでしょう?あの提督はたいした用事ではなくても私を呼びますからね」ヤレヤレ

赤城(もし加賀さんがわんちゃんだったら、今は尻尾が凄い勢いで振られてるんでしょうね)

加賀「まあ、それでももしかしたら大切な用かもしれませんしね。ちょっと行ってきます」ダッ

赤城「はいはーい、いってらっしゃいです……さて、加賀さんのおやつのクッキー、いくつまでなら食べてもバレないでしょうか?」

239: ◆ATK1PCranA 2014/10/28(火) 21:51:25.91 ID:yKgUqwlu0
~提督の部屋兼執務室~

バンッ

加賀「提督!呼びましたか!」

提督「加賀GJ!ナイスタイミングで来てくれた!」グッ

榛名「提督、さっやけにトイレが長いと思ってたら、加賀さん呼びに行ってたんですか!?」

提督「ああそうだよ!悪いか!?」アアンッ!?

榛名「悪いですよ!自分が勝てないからって加賀さんを呼ぶだなんて!」グギギ

加賀「……あの提督?これはいったいどういう……?」

提督「ああ、それがな。仕事の休憩がてらスマブラやってたら榛名が『十本先取の勝負で負けた方が勝った方の言うことを何でもきくってルールでやりましょう』とか言い出しやがってな?」

榛名「榛名が八勝した辺りで提督がやけに長いトイレに行きまして」

加賀「……その時に赤城さんが私を探してる提督を見て先ほど私にそれを伝え、今に至るというわけですか」ハア

加賀「あなたたち、仮にもこの鎮守府の提督と秘書艦なんですから、もうちょっとマジメに働いてください」

240: ◆ATK1PCranA 2014/10/28(火) 22:01:57.55 ID:yKgUqwlu0
提督・榛名「うっ」ビクッ

加賀「はあ……で、結局私はどうすればいいんですか?」

提督「俺の代わりに榛名と戦ってボコボコにしたってください」orz

加賀「提督の頼みなら、引き受けるのはやぶさかではありませんが……」チラッ

榛名「……」ブンブン

加賀「無言で首を横に振っている仲間と戦うのは躊躇われますし……」

榛名「な、なら三人でやればいいんじゃないですかね!?誰かが十勝に達した時点で一番勝ち数の少ない人が、勝った人の言うことを聞くってことで!」

提督「なっ!?榛名てめえ何言って……っ!」

加賀「早く始めましょう。時間が惜しいです」ジュンビ カンリョウ!

提督「なんでお前急にそんなやる気満々なの!?」

榛名(助かった……これで榛名は敗北を免れ、加賀さんは提督に言うことをきかせられる。これぞ、二人ともにお得なWin-Winというやつですね)

241: ◆ATK1PCranA 2014/10/28(火) 22:04:23.06 ID:yKgUqwlu0
加賀「私のメタナイトの力、思い知ってください」

榛名「ピット君こそが最強です」

提督「ちっきしょー!やるよ!やりゃあいいんだろ!?俺のカービィの真の力、見せてやるぜ!」

243: ◆ATK1PCranA 2014/10/28(火) 22:08:44.35 ID:yKgUqwlu0
~勝負が終了しました~

提督「……」マッシロ

加賀「ゲームで私に勝てると、一瞬でも思いましたか?」フフン

榛名「うわあ、えげつない……」

榛名(結果は加賀さんの圧勝。加賀さんが十勝した時点で私は一勝、提督は勝ち無しですから……)

加賀「約束通り、私の言うことを何でも聞いてもらいますよ?」

提督「……わかった。俺も男だ。約束は守ろう」キリッ

榛名(きゃー提督かっこいー。微妙に震えているのがなければ素直にそう言えたんですけどね……)

244: ◆ATK1PCranA 2014/10/28(火) 22:16:25.64 ID:yKgUqwlu0
提督「で、加賀の要求は何だ?」

加賀「そうですね……」ウーン



加賀「では、今日は私と一緒に寝てください」



提督・榛名「……」

提督・榛名「はい!?」ブフォッ

提督「ちょ、加賀お前今なんて言った!?」

加賀「今夜は私と一緒に寝てくださいと言いました」

榛名「本気ですか!?本気ですよね!?本気じゃなかったら泣きますよ!?」

加賀「本気です」

榛名「添い寝イベントきたああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」ムハー!

提督「ちょっと待て!一緒に寝るのは流石に色々まずいだろう!?」

加賀「大丈夫です。何の問題もありません」

提督「いや、問題あるから!問題だらけの問題パニックだから!」アワアワ

榛名「何言ってるんですか提督!艦娘とコミュニケーションを取るのも提督の務めでしょう!」

提督「寝てたらコミュニケーションの取りようなんざねえだろうが!」



248: ◆ATK1PCranA 2014/10/29(水) 21:29:12.26 ID:Uu9ok5om0
今日の投下を始めますでち!

目指せ加賀さん編終了なのです!

249: ◆ATK1PCranA 2014/10/29(水) 21:47:30.51 ID:Uu9ok5om0
~夜だよっ!榛名の部屋だよっ!~

榛名「はあ~今頃は提督の部屋であんなことやこんなことが起きて……るはずはありませんが、それでもきっと甘々なトークくらいは行われてるんでしょうねぇ。明日の朝一でカメラをチェックせねば」キリッ

コンコン

榛名「はーい、開いてますよー?」

榛名(いったい誰でしょう?今日来るフラグが立っている方はいらっしゃらないはずなのですが)

ガチャッ

加賀「……お邪魔するわ」

榛名「……」

榛名「何で加賀さんがここに!?提督の部屋にいたんじゃなかったんですか!?」

加賀「ちょっと、相談があって。提督にはトイレに行ってくると言ってきたわ」

榛名「言い訳が提督レベルですね!?いや、あの提督のことだからあっさり信じてるんでしょうけど、あまり長いと嘘なのバレますよ!?」

加賀「ええそうね。だから早く相談して早く帰りたいの」ハア

榛名「そんな嫌そうな顔するくらいなら来ないでくださいよ!」ガビーン

250: ◆ATK1PCranA 2014/10/29(水) 22:03:44.13 ID:Uu9ok5om0
榛名「……それで?結局何しに来たんですか?」

加賀「だから相談に来たとさっきから言っているでしょう」

榛名「その相談内容を聞いてるんですよ!」ウガー

加賀「ああ、そういうこと。それならそうときちんと言ってほしいわ」

榛名「今の話の流れから汲み取れない方が悪いでしょう今のは!」

加賀「それで、肝心の相談内容なんだけど」

榛名「榛名のツッコミはガン無視ですかそうですか」



加賀「正直、いざ提督と寝るとなると恥ずかしくて緊張してしまって……」

榛名「だったら何で要求したんですか!?」



加賀「いや、昼に言ったときはいけると思ってたのよ。顔がにやけるくらいテンションが上がってたの」

榛名「そうだったんですか!?加賀さんって表情が変わらないから全然わかりませんでしたよ!?」

251: ◆ATK1PCranA 2014/10/29(水) 22:25:36.63 ID:Uu9ok5om0
加賀「そう……榛名もそう思ってたのね……」ズーン

榛名(あ、これ面倒くさいヤツだ。鈴谷さんと同じ感じがする)

加賀「私ってそんなに無表情かしら。自分では割と表情豊かな方だと思うのだけれど」

榛名「えっ!?あ、あーそうです……ね?」

加賀「……疑問形な時点で本音はバレバレよ、榛名。はあ、もしかして提督にも無表情で無愛想な奴だって思われてるのかしら、私」ドヨーン

榛名(泣き出さないだけ鈴谷よりマシかと思ったら、ちょろくないからやっぱり同じくらい面倒くさいです!)

加賀「はあ……」

榛名「だ、大丈夫ですよ!加賀さんの最大の魅力はたま~に出る微かな笑顔ですから!ギャップ萌えってやつです!」

加賀「……暗にそれ以外の魅力が無いって言われてるような気がするわ」

榛名「そうやってネガティブに捉えるのやめてもらえません!?」

加賀「冗談よ……ありがとう、榛名。おかげで少しは立ち直ってきた」

榛名「加賀さん……」

加賀「榛名のボケのおかげで程よく緊張もほぐれたし」

榛名「あれ!?今回榛名がボケキャラ扱いですか!?どっちかっていうと加賀さんの方がボケてた気がするんですけど!?」

加賀「一航戦の私がボケたりするはずないでしょう」ヤレヤレ

榛名「一航戦とボケキャラ否定の間に何の関係性も見いだせないのですが。榛名がおかしいんですか?」

加賀「それじゃ、私は提督を待たせてるから戻るわ」

榛名「……そうですよね、それでこそ加賀さんですよね」グスン

ガチャッ バタン!

榛名「……頑張ってくださいね、加賀さん。榛名の趣味のためにも!」


253: ◆ATK1PCranA 2014/10/29(水) 22:43:12.25 ID:Uu9ok5om0
~提督の部屋~

提督「加賀の奴遅いな……やっぱり様子を見に行って――――」ソワソワ

ガチャッ

加賀「すみません、遅くなりました」

提督「加賀!よかった……もしかしたら何かあったのかと心配したんだぞ?」

加賀「……そうですか。心配、してくれたんですか」///

提督「当たり前だろ。ほら、さっさと寝るぞ。俺はもう眠気が限界なんだ」アクビー

加賀「そうですね。私も少し眠たいです」

~ベッドIN!~

加賀「……提督。一つ、質問をしてもいいですか?」トントン

提督「何だ?背を向けたままでいいなら答えるぞ?」

加賀「提督は、私のことをどう思っていますか?」

提督「どう思っているか?何でそんなこと聞くんだ?」キョトン

加賀「私って、どうやら感情があまり表に出ていないらしいんです」

提督(『らしい』ってことは自覚無かったのか)

加賀「だから、無愛想な奴だと思われてるのではないかと……」

提督「……確かに、加賀はあまり表情が変わらないから何考えてるかわかりづらいし、出会って最初の頃は無愛想な奴だと思ってた」

加賀「……そう、ですか」

提督「でも今は無愛想だなんて思ってない」クルリ

加賀「え?て、提督?」

提督「加賀はいつも一生懸命で、いい奴だ。楽しい時も、嬉しい時も、悲しい時も、辛い時も、本当は誰より心の中でそう思ってると俺は勝手に信じてる」

加賀「てい、とく……」

提督「俺にとっての加賀は、信頼と親愛に値する大切な仲間だよ」

加賀「あ、ありがとう、ございます……」

254: ◆ATK1PCranA 2014/10/29(水) 22:48:58.37 ID:Uu9ok5om0
提督「質問に対する答えはこんなもんでいいか?」

加賀「は、はい……」///

提督「んじゃ、そろそろ本格的に寝るか。おやすみ、加賀」

加賀「お、おやすみなさい、提督」///

~数分後~

加賀「……提督?もう寝てしまいましたか?」

提督「くー……すー……」

加賀「ふふ、可愛い寝顔ですね」

加賀「提督。先ほどの言葉、とても心に響きました」

加賀「あなたが私の提督で、本当に良かったと思います」

加賀「だから、そんなあなたに見合う働きが出来るように……ちょっとだけ、補給させてもらいますね」///

チュッ

加賀「…して…す。提督」ニコッ